
FILCOのMajestouchシリーズ(以下マジェスタッチ)はシンプルな外観ながらメカニカルスイッチを搭載しており、「シンプルで仕事に使えるようなメカニカルキーボードが欲しい」という層に人気がある高級キーボードです。

このマジェスタッチは初代、2代目のマジェスタッチ2とシンプルな形状を継承して時代に合ったアップグレードがされてきました。
そして、2022年の9月に3代目にあたる新たなマジェスタッチ3がリニューアルされて発売されました。

そこで、気になるのが「先代のマジェスタッチ2つ比べてどの点が進化したのか?」という点ですよね。

今回はFILCOのマジェスタッチ3のレビューと先代マジェスタッチ2との違いを解説していきます。
また、僕が今まで40万円分以上の高級キーボードを購入してきました。その経験を踏まえてマジェスタッチ3をおすすめ出来る方の特徴を解説します。
こんな方に向けて書いています
- FILCOのMajestouch3が気になっている方
- 先代マジェスタッチとの違いを知りたい方

FILCO Majestouch3をレビュー!
バリエーションによっては一部異なる部分があります。
それではFILCOのマジェスタッチ3のレビューをしていきます。
パッケージは黒に差し色の黄色が目立ちますが、ゲーミングキーボードのような派手さはありませんね。


開封するとこんな感じです。

内容物を取り出すと本体、キープラ―、PS/2変換コネクタ、説明書が入っています。付属品については後述します。

外観
最初にマジェスタッチ3本体のレビューからしていきます。

外観は先代のマジェスタッチ2を継承しており、シンプルで仕事を邪魔しないようなデザインになっています。

基本的にシンプルなので装飾は少ないです。
目立つ装飾があるのは本体の右側にワンポイントでFILCOロゴが入っていることぐらいですね。

このFILCOロゴは先代にも付けられており、それが継承されています。
このロゴは金属製でヘアライン処理もされているので、高級感がありますね。

あとは、地味ですがスペースキーに”FILCO”と刻印があるのも特徴です。

装飾と言えるのはこの2つくらいなので、やはり「シンプルなメカニカルキーボード」が欲しい方にピッタリなキーボードだと思います。
マジェスタッチ3のデザインは基本的に先代のマジェスタッチ2から継承されていますが、外観で変化している部分もあります。
それは、パネル部分がマットブラックコーティングされている部分です。
近くで見ると、表面が艶消しになっていることがわかります。

コーティングされているおかげでプラスチック感がなく、高級感を感じます。


マジェスタッチ3は有線モデルなので後ろの真ん中から有線ケーブルが生えており、ケーブルを束ねるためのバンドにはFILCOと書かれています。
機能はメカニカルキーボードであれば標準的な物が使えます。
最初はメディアキーですね。

普段はF1~F8キーとして使用しますが、Fnキーと同時押しすることでメディアキーとして利用できます。
次にマジェスタッチには指の疲労を軽減するためのステップスカルプチャー構造が採用されています。

これは横から見た際に、段によって指が触れる角度が変化している構造です。
ホームポジションでは真ん中の段に指を置きますが、そこから遠い最上段や最下段への移動距離が小さくなるので効率的に指を動かせるというわけですね。
シリンドリカルステップスカルプチャー構造について詳しい解説はコチラ
加えて裏にチルトスタンドが装備されています。

チルトスタンドにも滑り止めのゴムが使われているので、チルトスタンド使用時でも安定したタイピングをすることが可能です。
この部分に滑り止めが付いているキーボードは少ないので、細かい部分まで気を遣っているなぁと感じます。
ただ、チルトスタンドを使うことは必ずしもメリットがあるわけではありません。
チルトスタンドは印字が見えやすくなりますが、代わりに手首に余計な疲労が溜まります。
タッチタイピングが出来る方はチルトスタンド無しでタイピングした方が良いという研究結果があります。
この話に関しては別の記事で詳しく解説していますので、是非ともご覧ください。
>>>キーボードのチルトスタンドってどれが一番良い!実は使わない方が快適!?
以上が外観のレビューでした。

付属品
付属品は主に4つあります。

- PS/2変換コネクタ
- キープラー
- 説明書
- キーボードカバー
1つ目はPS/2変換コネクタです。

これはUSB接続のマジェスタッチをPS/2に接続にするためのコネクタです。

2000年代は割と使われていた記憶がありますが、現在はPS/2ポートが無いPCも当たり前に有るので「今頃PS/2接続なんて誰が使うんだ?」と思うかもしれません。
実はPS/2接続は同時押しをする際にメリットがあるのです。
USBキーボードでのNキーロールオーバーは「キーを同時に押しても全部認識される」という機能ですが、最初の方に入力して押しっぱなしになっているはずのキーは勝手にOFFになってしまうのです。
しかし、PS/2接続はキーが全部認識されるのと同時に勝手にOFFになることは無いので、真の全キー同時押しに対応していると言っても良いでしょう。

そして、マジェスタッチ3に付属しているPS/2変換コネクタを他のUSBキーボードに使用しても基本的に使えません。
USBとPS/2接続は信号の種類が異なっており、マジェスタッチ自体が接続方法に合わせた信号を出しているからです。
まあ、とはいっても同時押しが重視されるプロゲーマーでもUSBキーボードが使われているので、使う方はほとんどいないと思います。

2つ目はキープラ―です。

キープラ―はキーボードのキーキャップを取り外す際に使用する道具で、キーボードの清掃をする際に役立ちます。

一応、ドライバーや紐などを使用してキープラーの代用をする方法はありますが、キープラーを使用する際の5倍ぐらい時間がかかるのでマジで便利な道具です。

僕がマジェスタッチシリーズの良いと思っている点の1つがキープラーが付属していることで、他のシリーズにも同梱されています。
500円程度で購入できるとは言え別売りで購入する必要があるので、FILCOさんは気が利いています。
マジェスタッチ以外のキーボードにも使えるので、キーボードを違うものに変えても使っていくことが可能です。
3つ目は説明書です。

別に読まなくても使うことはできますが、メディアキーを使いこなすためは読むことをおすすめします。
また、保証書でもあり12か月の保証期間があります。

最後にキーボードカバーに使える梱包材です。
本来は梱包材の役目を終えた際に捨てられる運命にあるのかもしれませんが、捨てるのにはもったいないぐらいしっかりしています。

キーボードにはホコリが溜まっていくものなので、使わない場合はカバーをかけておくとホコリから守れます。

以上がマジェスタッチ3の内容物でした。
マジェスタッチ3の使用感・特徴は?
次に使用感や特徴について解説します。
これらの6つの観点からマジェスタッチ3の使用感・特徴を解説していきます。
- CHERRY MXキーを楽しめる
- 吸い付くキーキャップ
- 機能もシンプルで無駄が無い
- パームレストは必要
- バリエーションが豊富
- 実売価格は1万5千円程度
CHERRY MXキーを楽しめる

Majestouchシリーズの良い部分は正規品のCHERRY MXキーが採用されているという点です。
現在はメカニカルキーボードという言えばこの形状の物が一般的だと思いますが、この形状のスイッチはCHERRY MX社が最初に販売していました。


が、特許が切れた後に様々なメーカーが同じようなメカニカルスイッチを作ったので、互換品が色々な会社から発売されています。
例えば下の青軸はKeychornのK8というメカニカルキーボードの画像ですが、Gateronという会社のCHERRY MX互換キーが使われています。

このGateronは互換キーを作っている会社の中でも有名メーカーですが、格安メカニカルだとどこか分からないメーカーのCHERRY MX互換キーが採用されていることもあります。

実はCherry MX互換スイッチもメーカーによって打鍵感や信頼性が少しずつ違いますが、基本的に機能や大まかな特徴は同じなのでより安価なクローンが選ばれることも多いです。
しかし、マジェスタッチシリーズは本家のCherry MXが使われています。
互換品でも有名メーカーの物は品質は良いのですが、それでも本家のスイッチが使われていると気分的には良いですよね。
ここら辺がちゃんとしているのが、さすがマジェスタッチという感じがしますね。
Cherry MX製のスイッチが使われているので信頼性やブランド性が高い
吸い付くキーキャップ

2つ目はキーキャップが指に吸い付くような感覚で滑りにくいです。
タイピングがある程度早くなって来ると、たまに指がキーキャップで滑ってミスタイプをすることってありませんか?
マジェスタッチはキーキャップが吸い付くような触り心地なので、高速タイピングをする方でもしっかりとタイピングをすることが可能です。
また後で詳しく解説しますが、マジェスタッチ3ではキーキャップの印字が2色成形キャップになったので、印字が一生消えない仕様になっています。
キーキャップは吸い付くような仕上げで滑りにくい
シンプルな機能で無駄が無い
3つ目は機能がシンプルで無駄がないということです。
マジェスタッチ3は有線ケーブルを繋げればそのまま使えますし、キーボードの設定を変更するためのソフトとかはありません。
そのため、ガジェット系に詳しくない方も従来のキーボードと同じように使うことが可能です。

ただし、逆を言えばキーマップの変更など、自分でいろいろ設定をしたい方にとっては少し物足りない可能性があります。
これらの機能を求める際にはさらに上の価格帯である万円以上のリアルフォースやHHKBなどの選択肢があります。
機能はシンプルでいままでのキーボードと同じように使える
パームレストは必要
これは注意点ですが、マジェスタッチの本体は分厚いのでパームレストが必要です。

ステップスカルプチャー構造を採用しているキーボードの宿命ではありますが、本体に厚みが出てしまいます。
厚みがあるキーボードをそのまま使うと、手首の角度を無理する必要があり逆に疲れやすい体勢でタイピングすることになります。
僕も腕や肩に負担がかかって慢性的に疲れてしまった経験があるので、厚みがあるキーボードを使う場合はパームレストは必須です。

パームレストでマジェスタッチ3の疲労軽減効果の本領を発揮できるようになりますので、是非とも購入しておくことをおすすめします。
ちなみに、マジェスタッチシリーズから”マカロン”というパームレスト(リストレスト)が発売されています。

価格も2千円程度で購入できて非常にコスパが高いアイテムなので、一緒に購入しておくのもおすすメデス。
本体に厚みがあるのでパームレストは必要
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バリエーションが豊富
僕はテンキーレスの赤軸モデルを購入しましたが、他にもバリエーションが豊富に選べます。
テンキーレスモデルがあればフルサイズモデルもありますし、さらにメカニカルスイッチも4種類から選べるようになっています。

そのため、フルサイズとテンキーレスの両方で赤軸、青軸、茶軸、静音赤軸の4つが選べるので合計8つのバリエーションから選べます。
さらにこれらの8種類が日本語配列と英語配列の両方用意されています。そのため、16種類あることになりますね。

ちなみに、メカニカルスイッチには黒軸や静音黒軸などの少しマニアックなキーもありますが、メーカー直販サイトで限定発売される可能性もあるので、チェックしてみるのも良いと思います。
日本語配列、英語配列の共に4種の軸とテンキー有り無しが選べる
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実売価格は1万5千円程
価格はバリエーションによって異なりますが、定価は17600円~19800円です。(2023年10月現在)
テンキーレスモデルの赤軸・青軸・茶軸モデルは17600円ですが、これにテンキー付になると+1100円、静音赤軸仕様を選ぶとさらに+1100円上乗せされます。
(全て税込み) | 赤軸 | 青軸 | 茶軸 | 静音赤軸 |
フルサイズ | 18700円 | 18700円 | 18700円 | 19800円 |
テンキーレス | 17600円 | 17600円 | 17600円 | 18700円 |
定価だけを見ていると「まあまあ高いな」と思いますが、通販での実売価格は1万5千円程度で購入可能です。
先代のマジェスタッチ2と比較すると少し上がっていますが、最近の情勢から見ると仕方ないような気がします。

定価は1万円代後半だが実売価格は1万5千円程度
以上がマジェスタッチ3の主な特徴です。やはり、マジェスタッチ3を一言で表すとシンプルで高品質なメカニカル式ビジネス用キーボードという言葉が合います。
マジェスタッチ2との違いは7つ

では、先代のマジェスタッチ2とどんなところが変化したのでしょうか?
(写真は無線モデルのマジェスタッチコンバーチブル2HAKUA)
主に変化した部分を7つ紹介します。
- 価格が上がった
- メディア機能が使える
- 反響音が小さくなった
- キーキャップが2色成形になった
- デザインに高級感が増した
- USBケーブルが高品質になった
- 常時Nキーロールオーバー
価格
1つ目は価格です。
先ほど紹介したように、先代のマジェスタッチ2と比較して価格が上がりしました。
先代のマジェスタッチ2はテンキーレスモデルで14000円弱、フルサイズモデルで15000円程度だったので、全体的に4000円程度値上がりしたということになりますね。

テンキーの有無やキースイッチの種類によって値段の変動はありますが、「結構値上げしたな、、、」という印象があります。
ただ、これに関しては円安や原材料高騰で他のメーカーも軒並み値上げしているので仕方ないことでもあります。
定価が4000円程度上がった
メディアキーが使える
2つ目はメディアキーが使えるようになりました。
これはF1~F8キーをFnキーと同時押しすることでメディアキーとして利用できるという機能でしたね。

最初の方でさらっと紹介しましたが、実はこれは進化ポイントでした。
最近ではオンライン会議も増えてきているので、音量を調節する機能も増えていると思います。
そんなときにメディアキーでキーボード上から操作することで、短時間で手軽に音量を調節できるのが良いですね。

メディアキーが使えるようになった
打鍵時の反響音が減った
3つ目は打鍵時の反響音が減ったという点です。
これは個体差もあるかもしれませんが、僕が所持しているマジェスタッチコンバーチブル2と比較して反響音が減っています。
以前からマジェスタッチはキーを押した際に「コォーン」という音が鐘のように反響するという問題がありました。
連続でタイピングすると音が反響音が繋がってずっと音が鳴りますし、これが原因でマジェスタッチから変えた人もいるぐらいです。

これと比較してかなり不快感が”軽減”されました。
全く無くなった訳ではありませんが、音自体と持続時間が軽減されたので以前よりもマシになった印象があります。

以前のような不快感を感じなくなったので、「反響音がある」と聞いて敬遠していた方は考え直してみても良いと思います。
反響音が抑えられたので不快感も減少した
キーキャップが2色成形になった
4つ目はキーキャップの仕様が変わっています。
以前はABS製のキーキャップの上に印字がされていましたが、数年ほど使用しているとだんだんと薄くなって消えるという問題がありました。
しかし、マジェスタッチ3ではPBT2色成形方式が採用されています。

このように、表と裏の色が変化しているのがまさに2色成形の特徴ですね。
比較対象としてマジェスタッチコンバーチブル2のキーキャップの写真を貼っておきます。

カラーが白ですが1層構造で印字もプリントなので使っていると消えてしまうタイプですね。
このように、キーキャップは先代モデルよりもかなり進化しています。
PBT樹脂というのはABSよりも耐久性が優れており、キーキャップの文字も2色成形なので絶対に消えることはありません。
キーキャップの印字が一生消えない
デザインに高級感が増した
5つ目はデザインに高級感が増したという点です。

最初の方でパネル部分がマットブラックコーティングされていると紹介しましたが、キーキャップ部分もマットブラックになっています。
これによってプラスチック感が抑えられて、高級感がより感じられるようになりました。
また、LEDインジケーター部分もシンプルになっています。
Majestouch2ではインジケーター周りに白いラインが引かれていたのですが、Majestouch3では白いラインが無くなっています。


外観も改良されて高級感も上がっている
USBケーブルが高品質になった
6つ目は高品質なケーブルが採用されてFILCOロゴが入りました。

デザインが変化してケーブルが良いものに変わったというだけです。

まあ、あまりその恩恵は感じないので「ふーん、新しくなったんだ」というぐらいの認識で良いと思います。
ケーブルが高品質になりFILCOロゴが入った
常時Nキーロールオーバー
最後は常時Nキーロールオーバーになったということです。
実は今までのマジェスタッチシリーズはNキーロールオーバーにするためにはPS/2変換コネクタを使用する必要があり、USB接続時は同時押しが可能なのは6キーまででした。

しかし、今回のマジェスタッチ3ではPS/2コネクタを使用せずとも、Nキーロールオーバーが可能になったのです。
これは地味ながらも大きな変化で、ゲーム用キーボードとしての土俵に立てるようになったと思います。
付属品の所で解説したように「全キー同時押しはPS/2接続時のみ」ですが、実用的にはNキーロールオーバーで十分なのでにUSB接続でも良くなりましたね。

USB接続でもNキーロールオーバーに対応
以上が先代のマジェスタッチ2と比較した際の主なリニューアルポイントです。
「シンプルなメカニカルキーボード」というコンセプトはそのままに必要な部分が近代化されたことが分かりますね。
マジェスタッチ3をおすすめ出来る方
最後にマジェスタッチ3がおすすめ出来る方の特徴を解説します。
マジェスタッチ3で幸せになる方
- シンプルなメカニカルが欲しい方
- キーマップを変更しない方
- 有線で構わない方
- 四角形のキーボードが良い方
- PS/2接続で使いたい方
まとめると、色々な意味でシンプルなメカニカルキーボードが欲しい方です。
メカニカルキーボードのほとんどはゲーミングキーボードですが、意外とシンプルで仕事で使えるようなメカニカルキーボードの種類は少ないですよね。
そんな方にお勧めなのがマジェスタッチ3です。

加えて、マジェスタッチ3は有線なのでUSBを差し込むだけで良く、ソフトをインストールする必要が無いので、キーマップなどの設定が出来ない代わりに操作方法も非常にシンプルです。
高機能なキーボードは色々設定できる反面自分で使い方を調べないといけないですし、実際に活用できている方はわずかだと思います。

それに、無線接続が可能なマジェスタッチコンバーチブル3は右上部分に出っ張りがあるので、シンプルな四角形デザインが良い場合は有線モデルのMajestouch3を選ぶ必要があります。


特に青軸のように「カチカチ」としたタイピングの感触で音が鳴るシンプルなキーボードは少ないですし、赤軸や茶軸でもシンプルなデザインの物は限られてきます。
そのため、これらのメカニカルキーが好きでシンプルなデザインの物が欲しい場合はマジェスタッチ3が選択肢になると思います。
後はPS/2接続が使いたい方ですね。
PS/2用のキーボードは中古ぐらいしかないので、新品PS/2用キーボードの貴重な選択肢の一つだと思います。
シンプルなメカニカルキーボードが欲しい場合はマジェスタッチ3がおすすめ!
職場用の軸選びは慎重に!
ただし、メカニカルキーボードはそこそこ音が大きいの静かにしておく必要がある空間で使う場合は軸選びは慎重にする必要があります。
青軸がうるさいのは皆さんご存知の通りだと思いますが、赤軸や茶軸でもそこそこ音が大きいです。
例えば「シーン」としていて全員黙々と作業している場合は音が響きます。
一度カフェにメカニカルキーボードを持って行って音がどうなるか試してみたことがあるのですが、結構音が大きくて退散したことがあります。

>>>マジェスタッチより音が小さいメカニカルをカフェで使用した結果
マジェスタッチ3ではありませんが、音の大きさはマジェスタッチ3より小さいキーボードでも厳しそうだったので、カフェよりもガヤガヤしている場所で無いと少し使いにくいという印象を受けました。

一応静音赤軸なら静かな場所でも大丈夫ですが、打鍵感も少し犠牲になってしまうので静音性と打鍵感を両立したい場合はリアルフォースの静音モデルの方がおすすめです。

リアルフォースの静音モデルは他高級キーボードと比較しても最強レベルですし、打鍵感も良いので文句なしです。
価格は二万円前半と高額ですが、静かな場所で使用する予定がある方はリアルフォースもおすすめです。
>>>リアルフォースの静音は最強レベル!違いを両方持ってる僕が解説
そこそこ音が出ることを心に留めておく
まとめ
以上が新しくリニューアルしたFILCOのマジェスタッチ3のレビューでした。
マジェスタッチ2では古さを感じる部分もありましたので、シンプルなスタイルを崩さずにバージョンアップされているのは嬉しいですね。
チェリーMXキーが搭載されたシンプルなメカニカルキーボードは貴重な存在なので、時代に合わせたバージョンアップがされたMajestouch3を相棒にするのも良いタイミングだと思います。
配列と軸はリンク先で選べます
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