
リアルフォースと言えば高級キーボード、高級キーボードと言えばリアルフォースと言っても良いぐらい高級キーボードの代表的存在であるリアルフォース。
その価格は最安値モデルでも2万円、最高級モデルだと3万5千円程度しますので、「一体どんなに良いキーボードなのだ!」と気になっている方も多いと思います。

僕はリアルフォースR3を1か月ほど使用して第一に思ったのは「やっぱりリアルフォースR3は使いやすいな」と感じました。
”やっぱり”と言うのは以前に先代リアルフォースR2を使っていたことがあるからですね。
全体としてはリアルフォース自体に特別に凄い機能が付いている訳では無く、「基本を突き詰めたキーボード」という言葉がぴったり当てはまるキーボードだと感じています。
しかし、実際に使ってみてデメリットを感じた部分もあります。

今回はリアルフォースR3の外観や機能面の特徴に加えてメリットやデメリットについてレビューしていきます。
ちなみに先ほども触れたように、リアルフォースは段々バージョンアップしており現在は3代目です。
リアルフォースR3の"3"という数字は3代目のリアルフォースという意味ですね。
先代のリアルフォースR2と新型のリアルフォースR3の違いを知りたい方はコチラをご覧ください。
>>>リアルフォースR3は何が違うのか?先代R2との違いを7つ解説!どっちを選ぶ?
こんな方に向けて書いています
- リアルフォースR3を検討している方
- リアルフォースR3の機能や特徴を知りたい方
- 自分がリアルフォースR3に合っているか知りたい方

リアルフォースR3の外観レビュー
最初にリアルフォースR3の外観からレビューしていきます。

全体的に落ち着いたデザインになっており、ビジネスシーンに馴染むのはもちろん誰が使っても違和感が無いデザインに仕上がっています。

リアルフォースシリーズは実際に業務用キーボードとして使われているので、仕事で使用することを主眼に置かれています。
ゲーミングキーボードのようにギラギラしている物は堅い職場では使いにくいですが、リアルフォースはどんな職場にでも溶け込みます。
しかし、デザインがシンプルというのはメリットだけではありません。
皆さんはこのキーボードを見て「高そうだな、、、」とかは思いませんよね。シンプルゆえに高級感を感じる要素は無いので、高級感というよりも機能面に全振りされています。
そして、全体的に余白が多く角が丸まっているのが3代目リアルフォースの特徴です。
実はこのデザインに関しては賛否があります。
先代のリアルフォースR2が余白がなくスッキリしているデザインなので、中には「前のR2の方が格好良かった、、、」という声もちらほらあります。

おそらく、先代のリアルフォースR2のデザインが傑作すぎて、先代を知っている方から見るとスタイリッシュさがなくなったように感じたのでしょう。
実は僕も「ええ、リアルフォースR2の方が恰好良かったな、、、」とは思いましたが、毎日見ているとだんだん「これはこれで良いな」と思えてくるので悪くないデザインなんだと思います。

もし、デザインが気に入らない方は先代R2のデザインをそのまま継承したR3Sや、ゲーミング仕様のGX1があるので、そちらも検討してみると良いと思います。

>>>リアルフォースR3がダサい!?R3が嫌ならR3SやGX1はどう?
特にリアルフォースR3Sはシンプルでビジネス向けに作られているので、無線接続が不要な方は価格も比較的安価なので非常におすすめです。
R3Sは別の記事でR3との違いを解説していますので、そちらをご覧ください!
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リアルフォースR3とR3Sの違いは?両方購入したのでおススメの方を解説!
リアルフォースの現在のラインナップではリアルフォースR3とリアルフォースR3Sの二種類があります。 名前に"S"が付いているだけなので、「リアルフォースR3よりも少し良い機能が付いているのか?」と疑問 ...
外見はシンプルながらも悪くなく、誰でもマッチするデザインに仕上がっている
付属品などの内容物を知りたい方はこちらをご覧ください。
>>>リアルフォースR3の付属品に何があるか解説!別で購入する物はある?
リアルフォースR3の特徴
次にリアルフォースR3の特徴を解説していきます。
僕は冒頭でリアルフォースR3のことを「基本を突き詰めたキーボード」と表現しましたが、それが最も現れているのが機能です。
以下がリアルフォースR3の機能面での特徴であり、機能自体は特別珍しいものではありません。
- 無線接続機能(Hybridのみ)
- シリンドリカル&ステップスカルプチャー
- 静電容量無接点方式
- チルトスタンド
- APC機能
- キーマップ変更機能
- パネルデザイン機能
しかし、それぞれの機能が使い勝手が良く、設定範囲も広いのが他のキーボードとは違う部分です。
それでは1つづつ解説していきます。
無線機能(Hybridのみ)

無線接続はHybridモデルのみです。
1つ目は無線機能です。
これはリアルフォースR3で追加された新機能ですね。
先代のリアルフォースR2では有線接続のみだったので、大きく進化したと言える部分ですね。
加えて、ただ単に無線接続が利用できるだけではなく、4台のパソコンやタブレットなどのデバイスを登録することが可能で、それを2つのコマンドで変更することが可能です。そのため、4つの無線接続+有線接続の合計5つの機器を2秒ほどで瞬時に変更することが可能なのです。
>>>リアルフォースR3のペアリングや接続先を切り替える方法を解説!
有線接続時は接続しているデバイスから電力が供給されますが、無線接続使用時は電池から電力を供給します。

必要な電池は単三電池が2本で、使用頻度にもよりますが大体3か月前後使えます。
>>>リアルフォースR3の電池持ちは3か月?節電モードで持ちを良くする方法も解説!
無線接続機能では4つのデバイスと有線をコマンド2つで切り替え可能
ただし、全てのリアルフォースR3に無線接続が付いているわけでは無く、Hybridモデルのみ利用できます。
無線と有線の両方使えるのでHybrid(ハイブリット)モデルですね。
有線のみのモデルは1万円ほど安価なので、Hybridモデルと間違えないようにする必要があります。

シリンドリカル&ステップスカルプチャー
2つ目はシリンドリカルステップスカルプチャー構造です。
これはキーボードのキー配置構造のことで、タイピングがしやすいような形状になっています。
皆さんもキーボードのキーは平面に2次元的に配置されているものを見たことがあると思います。
具体的にはノートパソコンなどの薄型キーボードや千円程度で購入できるキーボードで良く採用されていますね。


対してステップスカルプチャー構造はキーが三次元的に配置されているのが特徴で、数千円で買えるちょっと良いキーボードなら採用されていることも多いですね。
下の画像はステップスカルチャ構造のキーボードを横から見た際の画像で、赤い線はキーの中で指が触れる角度です。

上の画像をみて頂けたら分かると思いますが、ステップスカルプチャー構造は段によって高さと角度が変化しています。
下から3番目のホームポジションで指を乗せる段(真ん中の段)は指を置く面が真上に向いていますが、他の列は真ん中の列に向かって傾斜が付いていますし外側になるほど傾斜がきつくなっていきます。これがステップスカルプチャー構造です。
これによって指とキーの上面の角度が自然になってタイピングがしやすくなっているのです。
また、シリンドリカル構造も採用されています。
これは、キーの指が触れる部分が少し凹んでいる構造です。

これはリアルフォースR3のキーを拡大したものですが、キーの指が触れる部分が少し凹んでいることが分かると思います。
これがシリンドリカル構造ですね。
ただし、安価なキーボードでも採用されているので、リアルフォース独自と言う訳ではありません。

この2つの構造が採用されているので、リアルフォースR3は”シリンドリカルステップスカルプチャー構造”と呼ばれており、タイピング時の負担が少なくなっています。
シリンドリカルステップスカルプチャー構造で疲れにくい
>>>疲労軽減ならシリンドリカルステップスカルプチャー構造のキーボードを選ぼう!
静電容量無接点方式
3つ目は静電容量無接点方式です。
やはりリアルフォースと言えば静電容量無接点方式であることが最大の利点ですよね!
正直、これが無かったらリアルフォースはここまで有名になっていなかったと思います。

基本的にキーボードはキーが押されると金属の接点同士が触れて通電されることで入力されます。
一般的に手に入る安価なキーボードやほとんどのメカニカルキーボードは接点があるタイプです。
接点があると使っている内に摩耗してしまい、長く使っていると動作不良の原因になります。
しかし、静電容量無接点方式は名前に”無接点”と含まれているように接点で入力を検知しているわけではありません。
具体的な仕組みは省きますが、キーが下がっていることをセンサで判別して決められた深さよりもキーが押し込まれたときに反応します。
この場合は接点で反応しているわけではありませんので、不具合が起こりにくい仕組みになっています。
そのおかげで現在リアルフォースを製造している東プレは1億回耐えることが可能と言っています。

単純計算同じキーを毎日欠かさず1万回押して27年、3千回だと91年持つという計算になります。
毎日同じキーを1万回押すというのは”毎日欠かさず”3、4時間ゲームをしていないと達成できない数字ですし、ビジネス用途で使っている方はどれだけ多くても同じキーを一日3千回も打つことは無いでしょう。
実際に91年使うのは難しいかもしれませんが、それでも20年ほど現役のリアルフォースがあるので20年くらいの耐久性を期待できると思います。
ただ、実は1億回という数字以上にリアルフォースが優れているのは信頼性です。
RazerのオプティカルスイッチやスティールシリーズのapexProキーボードは1億回の耐久性があり、チェリーMXの赤軸は1億回耐えられると公表されています。
静電容量無接点方式だから特別耐久性に秀でているというわけでは無いのです。

信頼性に優れている理由はリアルフォースはチャタリングが起こらないような仕組みになっているからです。
チャタリングは一回「A」と打っても「AA」と複数回打たれたと認識される現象です。
この原因は基本的に接点の汚れや劣化によって引き起こされますし、早いと2年程度でチャタリングが発生する場合があります。
1万円以上のキーボードでも容赦なく起こるときは起こります。
その対策としてリアルフォースはキーが反応する部分に”ヒステリシス”が設けられています。
これに関しては公式サイトに軽い説明があるのでそちらをご覧ください。
それだけではありません。
基板部分を見ても信頼性が高い理由が分かります。
メカニカルキーボードはスイッチと基盤をはんだ付けで装着することが多いですが、使っている内に振動ではんだが剥がれることがあります。はんだが剥がれると動作不良になるので、使えなくなってしまいます。
対してリアルフォースははんだ部分が全然ありません。
まとめると、リアルフォースは静電容量無接点方式で耐久性が高いだけでは無く、目に見えない部分まで気を遣われているからこそ信頼性が高いキーボードに仕上がっています。

静電容量無接点方式の仕組みについては別の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。
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【機械工が解説】静電容量無接点キーボードの仕組みや特徴は?メリット・デメリットを解説!
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静電容量無接点方式によって耐久性はもちろん信頼性も高い
チルトスタンド
4つ目はチルトスタンドです。
リアルフォースR3にはチルトスタンドを使用して角度を上げることが可能です。

調整できる角度は一段階です。

ただし、実はチルトスタンドは使わない方が疲労は少ないという研究結果もあるんですよね。
基本的にチルトスタンドを使用することによって手首を持ち上げる必要があり、逆に疲労が増えてしまいます。ただし、タッチタイピングが出来ない方は印字がチルトスタンドを使用すると印字が見えやすくなるそうです。
タッチタイピングが出来る方はチルトスタンド無しで使うことをおすすめします。
>>>キーボードのチルトスタンドってどれが一番良い!実は使わない方が快適!?
チルトスタンドで角度を変えられる
APC機能
5つ目はAPC機能です。
引用:https://www.realforce.co.jp/features/
APC機能はアクチュエ―ションポイントチェンジャーの頭文字が取られており、アクチュエ―ション(作動する)ポイント(深さ)をチェンジ(変更)することが可能です。
初期設定では2.2mmの深さに設定されていますが他に0.8mm、1.5mm、3.0mmに変更することも可能です。
それも、キーごとに設定できますので、一部のキーは深くしながら他のキーは浅くするという使い方もできます。

底付きする方やゲームに使わない方はAPC単体ではそこまで恩恵はありませんが、付いていると便利な機能ではあります。
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リアルフォースR3/R3SのAPCとは?調整方法とおすすめの設定を解説!
GX1のDual-APCはコチラの記事をご覧ください リアルフォースR3/R3SシリーズにはAPC機能が搭載されています。 APCというのはアクチュエ―ションポイントチェンジャーの略で、キーを押した際 ...
また、APC機能を最大限に活用するためにオプションでキースペーサーが販売されています。
これを使用することによってキーストロークを短くすることが可能です。

APC機能で反応ポイントを浅くして、スペーサーを使用することで指を動かす距離が減少して疲労軽減効果があります。

スペーサーには2mmの物と3mmの物が売られています。
純正状態でのストロークは4mm(静音モデルは3.7mm)ですが、2mmのスペーサーを使用すると3mm(静音は2.7mm)、3mmのスペーサーを使用すると2mm(1.7mm)になります。
この2つのスペーサーは1mmの違いしかありませんが、この1mmによって劇的な違いが生まれます。
使用感については別の記事で詳しく解説ぃているので、気になる方はご覧ください。
>>>リアルフォースR3のキースペーサーの使用感は?メリットと注意点を解説!
キーが反応する深さを4段階で設定できる
キーマップ変更
6つ目はキーマップ変更機能です。
リアルフォースR3ではキーの機能を個別で変更することが可能です。

キーマップは「リアルフォースコネクト」上で変更でき、操作も簡単なので気軽に扱えます。
加えて、先ほど解説したAPCと共に設定が本体に書き込まれるので、リアルフォースコネクトが無い別のPCでも設定が引き継がれます。

皆さんは「使わないのに何でこんな目立つ場所にあるんだ!」と思ったキーはありませんか?
使わないキーと言えばCapsLockキーとか、スペースキーの両隣りにある変換・無変換キーなどがありますね。
そんなキーは頻繁に使用するキーと置き換えてしまえば良いのです!
例えば僕の場合はCapsLockキーをCtrlキー、変換・無変換キーをFnキーに変更しており、半角全角キーも違う場所に移動しています。
普段HHKBという配列が独特なキーボードを使っていますので、それに寄せたキーマップに変更して使っています。

他に何かのソフトで多用する割に押しにくい位置にあるキー(F1~F12など)などを入れ替えると便利ですね。
キーマップ変更機能はキーごとに機能を変更できる
パネルデザインカスタム
7つ目はパネルデザインカスタムです。
リアルフォースR3では別売りのデザインパネルキットを使用することで、パネル部分を自分好みにできます。

実はリアルフォースR3はキーボードのパネル(上側)が外れるようになっています。
元々付いていたパネルの代わりに透明なパネルをはめ込み、本体とパネルの間にデザインを印刷した紙を挟み込むような構造になっています。


また、パネル部分が赤や青、黄色、緑など単色になっている物もあり、同じくオプションのカラーキーキャップに変えることによって目に見える範囲の色が変えられます。
基本的にデザインやカラーは一度キーボードを購入した変更できない物なので、比較的安価に外装を変えられるのは結構良いな思っています。
直接タイピングと関係ない部分ではありますが、定期的にデザインを変えることで新鮮な気持ちで作業できるようになります。
実際に使ってみた記事はコチラをご覧ください。
>>>リアルフォースR3のデザインパネルキットってどんな感じ?作業方法を解説!
R3はオプションパーツで模様替えが手軽にできる
以上がリアルフォースR3にある機能です。
これらの機能はキーボードとしては基本的ですが、必要な機能を最大限タイピングに特化したような内容になっています。
特別な機能は無いですが、疲労感軽減や信頼性が高い、高い自由度「基本を突き詰めたキーボード」の意味が分かったいただけたのではないかと思います。
リアルフォースR3のメリット
次にリアルフォースを使うことで得られるメリットを紹介していきます。
リアルフォースR3のメリット
- タイピングが快感かつ快適
- 高い耐久性と信頼性
- 設定範囲が非常に広い
- バリエーションが豊富
タイピングが快感かつ快適
最も大きなメリットはタイピングが快感かつ快適であることです。
これこそがリアルフォースを選ぶ際の決め手になり得る強力なメリットです。
実際にリアルフォースを購入して最も作業効率のアップに貢献しているのがタイピングの気持ち良さですからね。

リアルフォースの打鍵感は”ソフトタクタイル”と言って、一定上の力を加えるとタクタイル感の後に一気に底付きするタイプの打鍵感です。
ソフトタクタイル自体は安価なキーボードでも採用されていますが、キーがぐらぐらだったり、底付きの際に「ブニュ」という感触があったりするので、全体的にふにゃふにゃした打鍵感になってしまっています。
対してリアルフォースは軸がカッチリした動きで、底付きの際にピタッと止まり、力を抜くと一気に指を持ち上げてくれます。
打鍵感にメリハリが生まれるので”キレ”があってリズミカルにタイピングできるのが快感になります。
安価なキーボードとリアルフォースは同じソフトタクタイル系ですが下位とG級くらいの違いがあるので、違いを実感できると思います。

打鍵感が気持ち良いとモチベーションが爆上がりするので、それに伴って作業効率も凄く上がります。
特にフリーランスや副業で自分を自分で管理する必要がある方の場合はかなり有効です。
僕自身も「キーボードの打鍵感を味わいたい!」という理由で作業に取り掛かれるので、時間節約効果の恩恵を受けています。
打鍵感がモチベーションに繋がって作業効率が上がる
ちなみに、あなたは「リアルフォースって静電容量無接点方式だから打鍵感が気持ち良い」と思っていませんか?
実はこれは間違いで、静電容量無接点方式だからと言って打鍵感が良いとは限らないのです。
正しくは静電容量無接点方式が採用されるようなこだわりキーボードだから、打鍵感が気持ち良いのです。
これに関しては詳しく解説しているので、リアルフォースの打鍵感について知りたい場合はご覧ください。
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静電容量無接点方式の打鍵感が良いのは何故?分かりやすく解説!
静電容量無接点式が採用されているHHKBやリアルフォースは”快感を感じる打鍵感”と評価されています。 非常にこだわられている機能と相まってタイピングをたくさんする方に愛用者が多いキーボードです。 しか ...
高い耐久性と信頼性
2つ目は高い耐久性と信頼性です。
これは前項でも静電容量無接点方式のおかげで1億回の耐久性があり、ビジネス用途の場合は計算上一生レベルで使い続けられることを解説したと思います。
長く使えるような工夫はキースイッチだけでは無く、他の部分にも表れています。
リアルフォースR3は無線接続モデル(Hybridモデル)も選ぶことが可能ですが、無線接続時には電池駆動で動いています。

「イマドキ電池駆動で動いているの?」と思うかもしれませんが、あえて電池が採用されているのです。
最近ではなんでもバッテリー駆動が主流で、実際にキーボードでもバッテリー駆動の物は多いです。
しかし、理由はバッテリーは使用しているうちに劣化するので、だんだん満充電時の容量が少なくなっていきます。
あなたも携帯などで「最初は充電の持ちが良かったけど、最近全然充電が持たない」という経験はあると思います。それと同じようにキーボードにバッテリーが採用されていると劣化していき、最後は使い物にならない状態になる場合もあります。中にはバッテリーが膨張して危ない状態になるケースもありえますよね。

バッテリー駆動だとバッテリーの寿命がキーボードの寿命になるので、キースイッチの一億回の耐久性を使い切る前に寿命を迎えてしまいます。
そこで、電池を交換する手間はありますが、その分長年使っていけます。

話は少し変わりますが、耐久性と信頼性が高いと買い替える必要が無いという金銭的なメリットもありますが、やはり「長年同じものを使い続けられる」という部分にロマンを感じませんでしょうか?
当サイトの副題は「剣士の魂は剣、ビジネスマンの魂はキーボード」題しており、キーボードは仕事という戦場を共に過ごす相棒と考えています。
定年まで使い続けられるポテンシャルがありますし、高級キーボードのリアルフォースは相棒にするのにぴったりだと思います。
耐久性と信頼性は実用上のメリットだけでは無く、ロマンもある
自分好みに設定を変更可能
3つ目は設定の自由度が非常に広く、自分好みに設定を変更できることです。
今回紹介した中でもAPCやキーマップがありましたし、その設定も他のPCで使う際に引き継がれるので使い勝手が非常に良いです。
また、オプションでキースペーサーを購入すればキーストロークを変更できますし、見た目まで自分で変えられます。
ここまで設定を変更できるキーボードは非常に少ないですし、リアルフォース独自の強みと言っても過言ではありません。

自分で色々設定したい方はリアルフォースはおすすめ出来ますし、やはりプロ仕様と言ったところでしょうか。
設定の自由度が広いので自分仕様に染め上げられる!
たくさんのモデルから選べる
最後のメリットはたくさんのバリエーションが選べることです。
リアルフォースR3の中でもたくさんのバリエーションが存在しており、自分の好みや用途によって好きな仕様を選べます。
自分で選べる要素としては以下の8つの点があります。
- 有線 or 無線
- R3 or R3S
- 静音 or 無静音
- キー荷重(30g、45g、偏荷重)
- テンキーの有無
- カラーリング
- レーザー印字 or 昇華印刷
- Windows or Mac
全ての組み合わせが選べるわけではありませんが、これらの8項目を自分で選べるのでキーボード選びの時点からかなり自由度が高いと言えるでしょう。
ただし、それぞれの仕様の選び方を知らないと、それはそれで失敗の原因にもなるのでモデル選びはきちんとしておく必要がありますね。

8項目の違いや選び方は別の記事にまとめていますので、購入を検討している方は買う前にご覧ください。
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リアルフォースR3はモデルの違いは何?選び方を解説【1万円節約】
ゲーミング用の場合はGX1が圧倒的にオススメです。 リアルフォースは様々なモデルが用意されているのが特徴です。 これは、間違いなくリアルフォースのメリットであり、好みや使い方に合った物を選べます。 全 ...
リアルフォースR3の中でも様々なバリエーションから選べる
以上がリアルフォースR3のメリットでした。
静電容量無接点方式で耐久性と信頼性が高く、タイピングが快感なのは皆さんもリアルフォースのメリットとしては有名なので聞いたことがあったかもしれません。
しかし、使う方の好みに最大限近づけられるのも隠れた魅力です。
豊富なバリエーションとソフト面の広い設定範囲はリアルフォースだけの特徴なので、こちらも注目して選んでみると良いと思います。

リアルフォースR3のデメリット
リアルフォースは間違いなく良いキーボードではあるのですが、デメリットももちろんあります。

ほとんどの方には合うキーボードですが、注意点やデメリットを把握していないと購入した後に「失敗したな、、、」とか「あれ?使いにくい」となってしまう場合もあります。
僕が30日間使用して感じたデメリットと注意点は以下の5つです。
リアルフォースR3のデメリット
- パームレストは必須
- 持ち運びは難しい
- 防水性は無い
- モデル選びが難しい
- シンプルに高い
パームレストは必須
1つ目の注意点はパームレストは必須な点です。
パームレストはキーボードの前に置く、手首を支えるアイテムです。

安価なキーボードは本体の厚みがそこまで無いので、疲れはしますが無くても何とかなるレベルでした。
しかし、高級キーボードはストローク量を確保するために本体に厚みがあります。
厚みがあるキーボードをパームレスト無しで使うと、リアルフォースの疲労軽減効果どころか逆に疲れますし、安定しないのでミスタイプ率も増えてしまいます。

本体の厚みの分をパームレストを補うことでこれらのデメリットが解消され、リアルフォースの"本気"を出せるようになるのです。

”本気”を出せていないリアルフォースを使い続けるのは非常にもったいないですし、数千円で購入できるので是非とも購入しておくことをおすすめします。
ただし、パームレストにもキーボードとの相性があります。
おすすめのパームレストを解説している記事がありますので、パームレストについてはコチラをご覧ください。
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リアルフォースにはリストレストが必須!おすすめ商品を紹介!【パームレスト】
リアルフォースシリーズは紛れもなく良いキーボードで、打鍵感の良さ、疲労感の軽減、拡張性の高さなど様々なメリットがあります。 しかし、疲労感の軽減効果を発揮するには条件があり、それが「パームレストを使用 ...
疲労軽減効果を活かすならパームレストが必須
持ち運びは難しい
2つ目は持ち運びは難しいというデメリットです。
リアルフォースR3は安定感を出すために鉄板が入っているので結構重いです。
比較的コンパクトなテンキーレスモデルでも1.3kg、フルサイズだど1.6kgもあります。
実際にリアルフォースのテンキーレスモデルを持ち運んでみましたが、非常に重くて毎日持ち運ぶのはそれなりの体力とリアルフォースへの愛が必要です。


持ち運びをするような使い方を考えている場合は、他のキーボードを考えた方が良いと思います
持ち運ぶのはかなり厳しい
>>>リアルフォースR3は持ち運び可能?実際に持ち運んでみた結果、、、
防水性はない
3つ目は防水性はないという点です。
リアルフォースに限った事ではありませんが、防水性は無いので飲み物や水をこぼすとそのまま故障に繋がります。
キースイッチでは壊れにくい分、液体が故障の原因になる可能性は高くなります。
防水は無いので水をこぼして故障することがある
>>>リアルフォースR3やR3Sに防水はあるのか?←無いです。
モデル選びは難しい
4つ目はモデル選びが難しいという点です。
バリエーションが豊富にあるのはメリットですが、逆にバリエーションがありすぎてモデル選びが難しいという注意点があります。
例えばキーの非静音と静音モデルの違いやキー荷重の45gと30gの違いに関しても、体験しない限り想像で決める必要があります。
それに、自分が想像した内容は合っているのかは分かりませんので、購入してから「想像していたのと違う」ということになる場合もあります。
バリエーション選びは大切ですが、それをきちんと判断するのも難しいのはデメリットですね。
バリエーションが多い分選ぶのが難しい
僕はそれぞれのバリエーションを買って試しているので、モデル選びの参考になると思います。
>>>リアルフォースR3はモデルの違いは何?選び方を解説【1万円節約】
シンプルに高い
最後はシンプルに高いというデメリットです。
最低でも2万円、最高級モデルだと約3万7千円という価格はキーボードとして高いと言わざるを得ないでしょう。
この金額は気軽に購入できる金額ではありません。
それに、キーボードの魅力は打鍵感や使用感などの”触覚”の部分なので、ネットの情報だけではどうしても判断しきれないのがツラい所です。
1つ前で紹介したバリエーション選びが難しい理由も、根本的にはこれが原因ですね。
僕のサイトも出来るだけ文字と画像で伝わるようにしていますが、それでも30%も伝わっていればよい方です。

リアルフォースの魅力が分からないから購入に踏み切れないけど、魅力を理解するには基本的に買うしかないという状況です。
つまり、「実際に試してみない限り、リアルフォースの魅力が分からない」と言うのがキーボード選びの難しい部分ですね。

シンプルに高いから気軽に買えない
リアルフォースのデメリットと注意点について簡単にまとめて解説しましたが、別の記事でさらに詳しく紹介しています。
購入を検討している方は失敗を防ぐために絶対に見て頂きたいです。
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リアルフォースR3やR3Sのデメリットは?「」の方は後悔する!
リアルフォースシリーズは高級キーボードの代名詞ともいえる存在で、最低でも2万円、最高級モデルで3万6千円という価格が付いています。 安いキーボードだと千円程度で買えてしまうので、その30倍以上と考える ...
基本を突き詰めたリアルフォースR3

今回はリアルフォースR3を約一か月間使用して、実際に感じたメリットとデメリットをレビューしました。
リアルフォースR3を一言で表すと「キーボードLv.99」です。
尖ったコンセプトは無く、他のキーボードと比べても搭載されている機能だけを見ると他のキーボードでも搭載されている物もあります。
しかし、それぞれの機能や特徴を詳しく見れば見るほどこだわられていることが分かり、「基本的な部分を突き詰めたキーボード」ということが分かります。
これによって最大限に使いやすさを追求していますし、バリエーションの多さと自由度の高い設定範囲によって最大限自分好みに寄せることが可能です。
そして、同様に打鍵感もこだわられており、その気持ち良さによってモチベーションが爆上がりします。
打鍵感の気持ち良さはリアルフォースの中で最も価値を感じている部分であり、タイピングを伴う作業に楽しみを与えてくれます。
これによって「タイピングが快感だから仕事にとりかかろう」とやるに気させてくれるのです。
しかも、そんな最高の体験が長期間続くのです。
リアルフォースは確かに高級ですが、間違いなく価格部分の価値はありますし、自己投資と考えても回収どころかそれ以上の恩恵があります。
そう考えると2万から3万円代という価格も安く感じてきてしまいます。

リアルフォースは「タイピングという行為に楽しみにを見出せるようになる」ので、その部分に付加価値を感じられるのであれば非常に満足できる買い物になるでしょう。
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リアルフォースの購入はコチラ!
リアルフォースはバリエーションがたくさんあるのが魅力ですが、バリエーションがありすぎて通販サイトではお目当てのモデルが見つかりにくいという難点もあります。
そこで、モデル探しやしやすいようにそれぞれのモデルごとにまとめています。
もちろん、Amazonリンクは東プレの正規販売品なので安心してご購入いただけます。
楽天のリンクは仕様上正規販売品を選んで頂く必要があります
リアルフォースR3はコチラ!
有線接続に加えて無線接続が選べるR3ハイブリッドモデルはコチラです。
テンキーの有無、キー荷重はリンク先で選べます
▼ブラックカラー▼
▼ホワイトカラー▼
リアルフォースR3Sはコチラ!
有線のみであるがスタイリッシュでカッコイイデザインのデザインのR3Sはコチラ!
テンキーの有無、カラー、キー荷重はリンク先で選べます
▼静音モデル▼
▼標準モデル(非静音モデル)▼