こんな方に向けて書いています
- フローティングデザインのキーボードを検討している方
メカニカルキーボードを検討している方の中には、”フローティングデザイン”という言葉を聞くことがあると思います。
特にゲーミングキーボードではよく採用されているので、当たり前のように使われています。
とはいっても、これからキーボードを購入する方にとってはイマイチ良く分からない単語でもあると思います。
今回はフローティングデザインの特徴とメリット、デメリットを実際の例を元に解説していきます。
フローティングデザインとは?
フローティングデザインは軸が見えるデザインのことを言います。
対して、あなたが良く目にするデザインはこのようなキーボードでしょう。
一般的なデザインのキーボードは軸部分が隠れていて見えないのが特徴です。
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通常デザインとフローティングデザインは隣に置いて比較すると違いが良く分かると思います。
フローティングデザインの方は横から見た際に軸が見える物が特徴と言っても良いでしょう。
しかし、中には通常のキーボードとフローティングデザインの両方の特徴を持った機種もあります。
具体的にはKeychronのK8は横から見ても軸は見えません。
しかし、パネル部分は1段下がっており、フローティングデザインのような特徴を持っています。
個人的には勝手に"半"フローティングデザインと言っています(笑)
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これらのように、フローティングデザインは軸が見えるようなデザインなのが特徴です。
フローティングデザインは軸が見えるキーボード
フローティングデザインのメリット
フローティングデザインの特徴が分かったところで、次にフローティングデザインの3つのメリットを解説していきます。
- デザインに個性が生まれる
- LEDが映える
- 掃除がしやすい
デザインに個性が生まれる
1つ目はデザインに個性が生まれるという点です。
フローティングデザインではパネル部分が目につきやすくなり、それによってデザインに個性が生まれます。
具体的にはロジクールが出しているG913シリーズはフローティングデザインが採用されていますが、パネル部分が金属でヘアラインが処理が施されています。
この模様が非常に美しく、いつ見ても惚れ惚れするような質感が特徴です。
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そして、前項でフローティングデザインの例として出したリアルフォースGX1も個性があります。
ぱっと見では普通にシンプルなパネルですが、実際に手に取ってみると他のキーボードとの違いが良く分かります。
普通はアルミ合金が採用されていますが、リアルフォースGX1では鉄板が採用されているのです。
鉄板はアルミ合金よりも重いですし、ひんやり感も強く感じられるのでより「これぞ金属!」という質感があります。
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他にはサンワサプライのメカニカルキーボードは角の部分が面取りされており、パネル部分の黒色とのコントラストが映えます。
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このように、フローティングデザインではパネル部分で個性を表現できるので、デザインのバリエーションが多くなるのが特徴です。
パネルによって雰囲気が大きく変化する
LEDが映える
2つ目はLEDが映えるという点です。
フローティングデザインは軸が見えるので、LEDの光がパネルに反射されて強調されて見えるのです。
これが軸部分が見えないキーボードだと、LEDの発光部分が隠れて見えにくくなるのです。
特にゲーミングキーボードではLEDが使える物も多いので、フローティングデザインと相性が良いと言えます。
LEDが映えるので非常に華やか
掃除がしやすい
3つ目は掃除がしやすいという点です。
キーボードを1年以上使用していると、だんだんゴミが溜まっていきます。
しかし、普通のキーボードではキーキャップを外さないと掃除が出来ません。
全てのキーキャップを外すためには専用道具を使って5分ほどかかりますし、無ければ1時間以上かかります。
対して、フローティングデザインのキーボードではエアダスターをさっとひと拭きするだけで掃除が終わります。
1分以内で掃除が終わるので、パネルに溜まったゴミを掃除するのは圧倒的に楽です。
このように、フローティングデザインはデザインだけではなく、実用的なメリットもあるのです。
掃除はエアダスターを吹きつけるだけ
以上がフローティングデザインのキーボードのメリットでした。
”デザイン”というだけあって、デザイン面で大きなメリットがあることが分かって頂けたと思います。
また、掃除が非常に楽になるという実用的なメリットもあるのも隠れたメリットです。
フローティングデザインのデメリット
ただし、注意点も存在します。
それは、パネル部分に溜まったホコリが目立つという点です。
例えば僕が普段愛用しているHHKBというキーボードは通常デザインです。
写真ではゴミは特に目立ちませんが、実はキーキャップを外すとほこりが溜まっています。
まあ、逆に言うと普通のキーボードはどれだけホコリが溜まっても目につきにくいわけです。
対して、フローティングデザインはパネルに溜まったホコリは、そのまま目につくのです。
しかも、LEDでホコリが煌々と照らされるので、少しのごみも気になってくるのです。
まあ、その代わり掃除はしやすいのでこまめに掃除を行うのがおすすめです。
パネルにゴミが溜まるので頻繁に掃除する必要がある
見た目だけではなく実用性もある
今回はフローティングデザインについて解説してきました。
フローティングデザインのキーボードはデザインに幅が生まれるので、個性的な物が色々発売されています。
ゴミは目立つ反面、掃除はしやすいので実用的な部分も持ち合わせているのも良いですね。
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