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FILCOとARCHISSのメカニカルはどっちを選ぶ?両方持ってる僕が比較解説!

FILCO ARCHISS どっち 比較

シンプルなメカニカルキーボードを作っている会社は意外と限られてきます。

キーボードソムリエ
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ゲーム用は多いんですけどね

そんな中で比較されることが多いのがFILCOのMajestouchシリーズとARCHISSのメカニカルキーボードです。

この2つは発光しないシンプルなメカニカルキーボードが欲しい際に候補に挙がりやすいですよね。

僕はMajestouchシリーズを7つ、ARCHISSのメカニカル式も3つ所持しています。

合計10つ持ってます^^
キーボードソムリエ
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そんなキーボードオタクの僕だからこそ分かるFILCOとARCHISSの違いもあると思います。

ということで、今回はFILCOとARCHISSのメカニカル式はどっちを選ぶべきか?について比較解説していきます。

こんな方に向けて書いています

  • ARCHISSとFILCOで迷っている方
  • メカニカル式を検討している方
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FILCOをARCHISSを比較

それではFILCOのMajestouchシリーズとARCHISSのメカニカルキーボードを比較していきます。

結論から言いますと、以下の6つの点において違いがあります。

  • カラーリング
  • ラインナップの方向性
  • キーキャップのコダワリ
  • dipやマクロなどの設定範囲
  • 軸のラインナップ
  • タイピング時の金属音

細かい部分を見ると他にもありますし、機種によってもちろん異なりますが、決め手になるような大きな違いは以上の6つです。

キーボードソムリエ
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この5つは知っておこう

カラーリング

まずはカラーリングです。

見た目の部分で機能には関係ありませんが、意外と外見が決め手になることも多いです。

見た目は正義!
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カラーリングの特徴はFILCOは単色で「ザ・シンプル」ですが、ARCHISSは本体が黒、キーキャップがグレーのツートーンになっています。

FILCO ARCHISS カラーリング 違い
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ARCHISSは一部例外もあります

FILCOのMajestouchはかなり無難でどんな場所でも溶け込むデザインをしています。

対してARCHISSは”シンプルだけどカッコイイ”見た目をしています。

デザインに関しては優劣は無く、完全に好みの問題です。

お堅い場所で使用する場合はザ・シンプルなMajestouchの方が良いですが、そうでなければ好きなように選んでも良いと思います。

FILCOは単色、ARCHISSはツートーン

ラインナップの方向性

次に紹介するのがラインナップの方向性です。

個人的に最もFILCOとARCHISSの違いが出る部分で、それゆえにこの部分で選ぶのが最もオススメです。

FILCOのMajestouchシリーズは定番からニッチな部分まで様々な形式のシンプルなメカニカルを発売しています。

Majestouchシリーズ 6種類

有線の普通のメカニカルキーボードからコンパクトサイズ、果てにはマクロが使える左右分離式キーボードもあります。

幅広すぎ(笑)
キーボードソムリエ
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正直、シンプルなメカニカルが欲しい場合はMajestouchシリーズから探しておけば大体見つかると言っても過言ではありません。

▼Majestouchのラインナップ▼

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対して、ARSHISSのラインナップは定番またはニッチのどちらかです。

キーボードソムリエ
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極端です

ARCHISSのメカニカルにはProgresTouch RETOROとMaestro、Quattroの3種類があります。

ARCHISS メカニカル

この写真の真ん中に置いてあるQuattroはトラックポイント(オレンジの物)が付いており、マウス操作をキーボード上で利用できます。

後のMaestroや ProgresTouch RETOROは普通のフルサイズやテンキーレスも選べますが、それぞれに独特なサイズもラインナップされています。

写真一番上のMaestro 2Sはフルサイズながらもテンキーレスサイズに収めてありますし、一番下のProgresTouch RETORO TINYはコンパクトサイズながらも矢印キーが付いていて非常にスリムな外見をしています。

これらのように、ニッチでもMajestouchシリーズとは全く特徴が異なるキーボードがラインナップされています。

▼ARCHISSのレビューはコチラ▼

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これらを見ていて「おっ!良いな!」と感じるメカニカルキーボードはありましたか?

もし、魅力を感じる物が有ったらそれぞれレビューしている記事があるので、是非ともご覧ください。

FILCOとARCHISSはニッチの方向性が違う

キーキャップのコダワリ

3つ目はARCHISSが優れている部分であるキーキャップのコダワリです。

メカニカルキーボードである以上、軸にはキーキャップを装着する必要があります。

当然ですね
キーボードソムリエ
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そんなキーキャップですが、実は同じ素材でも形状が違えば打鍵感や打鍵音が変化するのです。

ARHISSのQuattroとMaestroに使用されているキーキャップは独自の形状で、かなり力が入っています。

まず、1つ目の違いがキーキャップの厚みです。

Majestouch ARCHISS キーキャップ 厚み 違い

Majestouchのキーキャップは一般的な1mm厚なのに対して、ARCHISSの物は1.5mmと肉厚になっています。

キーキャップが肉厚になることによって打鍵音が落ち着いた音になります。

実際にお互いのキーキャップを入れ替えて試してみたところ、ARCHISSのキーキャップを装着した場合は音が若干低くなりました。

キーボードソムリエ
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音が響かないので上品です

また、キーキャップの高さにも違いがあります。

Majestouch ARCHISS キーキャップ 高さ 違い

横に並べてみるとARCHISSのキーキャップはMajestouchより低いことが分かります。

2mmほど低いです
キーボードソムリエ
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実際にARCHISSのQuattroにMajestouchのキーキャップを付けると違いが分かります。

Majestouch ARCHISS キーキャップ 高さ 

Majestouchのキーキャップが人ごみの中にいる身長2mの人の様に飛び出しています。

キーボードソムリエ
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竹下通りの外国人みたいな感じ

背が低いキーキャップのおかげでキーボード本体からのキーキャップの出っ張りが小さくなるので、前からのシルエットがスタイリッシュに感じます。

Maestro 2S 前から見た際のシルエット
印象が結構変わります
キーボードソムリエ
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ただし、キーキャップが薄いのはQuattroとMaestroのみであり、ProgresTouchはMajestouchと同じです。

ARCHISSのキーキャップは独特

dipやマクロなどの設定範囲

一方FILCOのMajestouchシリーズが優れている部分があります。

それが、dipスイッチによる配列変更機能やマクロ機能です。

dipスイッチとはキーボードに背面に付いている配列を変更できる小さなスイッチで、基本的にdipスイッチが多いほど配列を変えられる場所が多いです。

これはARCHISSの背面に付いているdipスイッチです。

ARCHISS Maestro 2S dipスイッチ

ARCHISSのメカニカル式は4つのdipスイッチが付いております。

dipスイッチが付いているのは1万円以上からになってきますので、dipスイッチが付いているだけで高機能ではあります。

キーボードソムリエ
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4つという数も標準的です

対してMajestouchシリーズのdipスイッチはかなり多く、最も多い機種(Xacroシリーズ)だと12個もスイッチが付いています!

Majestouch Xacro M10SP dipスイッチ
数は機種によって違います
キーボードソムリエ
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これだけdipスイッチが付いているので設定範囲はかなり広いです。

また、Majestouchの中のXacroシリーズではマクロ機能が利用可能です。

左右分離キーボードであるXacro M10SPという機種ではマクロキーが10個も搭載されています。

Majestouch Xacro M10SP キーキャップの色
キーボードソムリエ
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マクロキーが使えるメカニカルは少ない

"FILCO Assist"というソフトを使用することによって、これらのマクロキーにマクロを設定することも可能です。

Majestouch Xacro M10SP マクロ設定画面

他にもさらに広い範囲でキーマップを変更出来たり、無効化するキーを選んだりすることが可能です。

設定範囲はMajestouch(特にXacroシリーズ)が圧勝です
キーボードソムリエ
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設定範囲はMajestouchが圧倒的に広い

軸のラインナップ

最後の違いは軸のラインナップです。

メカニカル式には軸の種類があります。

ARCHISSもFILCOも本家であるCHERRY MX社のキースイッチを利用していますが、選べる軸には少し違いがあります。

両者ともメジャーな赤軸や青軸、茶軸、職場に嬉しい静音赤軸がラインナップされています。

メカニカルキーボード 選べる軸
キーボードソムリエ
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基本の4種類です

ARCHISSの場合はこれらに加えてマイナー軸も選べる場合があります。

銀軸(スピード軸)や茶軸を重くしたクリア軸など、シンプル系キーボードでは少ないラインナップもあります。

メカニカル クリア軸
クリア軸

配列やサイズとの組み合わせによってはすでに発売終了している物もありますが、これらのマイナー軸がレギュラーになっているのは貴重です。

まあ、実はMajestouchシリーズもマイナー軸は選べるのですが、公式ショップ限定発売だったり、数量限定発売だったりするので入手性はそこまで良くありません。

軸の種類はARCHISSが若干多い

タイピング時の金属音

ほとんどのメカニカルキーボードはタイピング時に「コォーン」という金属から鳴る音が聞こえます。

1万円以上のメカニカルキーボードには鉄板が入っており、タイピング時の衝撃によって鉄板から音が鳴るのです。

これが不快なんですよね
キーボードソムリエ
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ただし、この音は同じ赤軸でもキーボード側の設計によって音の大きさや時間が変化するのです。

ここで、結論を言いますとARCHISSの方が鉄板から鳴る金属音が小さい傾向があると言えます。

正直この音はノイズなので小さい方が普通に良いです。

ただし、MajestouchでもXacro M10SPや、Convertible3など鉄板の音が小さい物もありますので、全部が全部悪いわけではありません。

キーボードソムリエ
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あくまで傾向です

ARCHISSの方が金属音が少ない傾向がある

以上がFILCOのMajestouchシリーズとARCHISSの比較でした。

”シンプルなメカニカル”という部分は同じですが、細かい部分のこだわりに違いがでるのが分かります。

とはいえ、機種選びに最も影響するのが「どんな機能が付いているのか?」ですので、メーカーを気にせず選んだら良いと思います。

心に響いた方を選ぼう

今回はFILCOのMajestouchとARCHISSのメカニカルを比較してきました。

「どっちを選べば良いのか?」という問いには「ブランドから選ぶよりも、機種を見て決めたほうが良い」というのが僕の答えです。

はっきりした結論を出せずに申し訳ありませんが、こればかりはあなたにしか分からない部分です。

しかし、当サイトではキーボード選びに役立つ知識や、今回紹介したキーボードのレビューが揃っています。

これらを見て頂けるとそのうち候補が固まってくると思います。

それはMajestouchかARCHISS、はたまた他のキーボードかは分かりませんが、あなたに合ったキーボードが見つかることを祈っています。

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