FILCOのMajestouchシリーズはビジネス用途のシンプルなメカニカルキーボードを発売しているので、大体の機種で静音赤軸が選べるようになっています。
が、薄型スイッチが採用されているMajestouch Stingrayシリーズは赤軸か銀軸のみのラインナップです。
恐らくこの記事をみて頂けているということは、「赤軸や銀軸を買ったらうるさかった」または、「赤軸や銀軸ってうるさいの?」と思っているということでしょう。
そこでたどり着くのが静音化リングです。価格も数百円と安いので気になっている方も多いはず。
このリングを装着することによって、メカニカルキーボードの静音化が可能です。
しかし、「どれくらい静音化できる?」とか「デメリットは無いのか?」など色々分からない部分もあると思います。
今回はMajestouch Stingrayに静音リングを付けるとどれくらい効果があるのか?について解説します。
こんな方に向けて書いています
- Stingrayを検討中の方
- すでに持っていて音を小さくしたい方
Stingrayに静音リングは効果アリ
結論から言いますと、
Majestouch Stingrayに静音リングは効果あり
だと思っています。
それも、かなり音が削減されるので他の人がいる空間でも使いやすくなると思います。
装着方法もキーキャップを外した後にキーキャップの軸に静音化リングをはめて戻すだけです。
作業自体は非常に簡単で、キーキャプを外す道具もMajestouch Stingrayに付属するので割と手軽に行えます。
>>>キープラーの使い方は?スペースキーやエンターキーなどのキーキャップの外し方も解説!
まとめると、効果が高く作業も手軽に行えるのでStingrayに静音化リングは非常におすすめです。
ちなみにですが、実は過去に普通のMajestouch3に静音リングを装着した際にはここまで効果は無かったんですよね。
なのでStingrayにはおすすめ出来ても、他のMajestouchシリーズにはおすすめは出来ません。
普通の厚みがある赤軸+静音リングの組み合わせだと効果が微妙ですが、Stingrayに採用されている薄型の赤軸や銀軸だとかなり相性が良いそうです。
Stingrayと静音リングの相性が良く、静音赤軸レベルになる
打鍵感は少し犠牲になる
しかし、静音リングは良い点ばかりではありません。
それが「打鍵感が少し損なわれる」というデメリットです。
メカニカル赤軸が気持ち良く感じのは「底付きのタイミングが明確に分かる」という理由があります。
底付きした際にその衝撃が指にダイレクトに伝わるので、打鍵感に”キレ”を感じることが出来るのです。
静音化リングは底付き時の衝撃を吸収することで音を軽減するので、指に伝わる”キレ”が少し損なわれてしまうのです。
安価なメンブレンほど打鍵感が悪くなることは無いですが、少し打鍵感が損なわれるというデメリットは知っておく必要があります。
静音性の代わりに打鍵感は少し損なわれる
静音リングを付ける際の注意点
また、実際に静音リングを装着する際にも注意点があります。
- スタビライザーが付いている
- はめ込みは丁寧に行う
スタビライザーが付いている
静音リングを装着するには一度キーキャップを外す必要があります。
普通のキーは特に大丈夫なのですが、Majestouch Stingrayの左シフトキー、エンターキー、スペースキーにはスタビライザーが付いています。
スタビライザーは金属製の部品で、大きめのキーの端を押した際にもキーが傾かないようにする役割があります。
スタビライザーが付いているキーの場合は真上に勢いよく外すと痛める可能性があるので注意が必要です。
この場合は周りのキーを取り外してから、指でつまんでゆっくりと上に引っ張るのがおすすめです。
軸部分が外れてもスタビライザーは本体に引っ掛かっているので、そちらにも注意して取り外しましょう。
ちなみにエンターのスタビライザーは縦についています。
エンターキーは軸部分が外れた後に左方向に動かして外すとスムーズに取りやすいです。
まあ、仮にスタビライザーが取れても、ツメみたいなところにハマっているだけなので落ち着いてはめなおせば大丈夫です。
僕も最初は思いっきり引き抜いてスタビライザーが外れてしまったので、よっぽど変に引き抜かないと壊れることは無いと思います。
基本的に大丈夫だとは思いますが、ツメを痛めないために優しく引き抜くことをオススメします。
次にキーキャップを装着する場合はスタビライザーを本体側のツメにひっかけた後に軸にはめ込みます。
はめるのにも少しコツが必要ですが、何回かトライしている内に慣れてくると思います。
エンターキーとスペースキーは慎重に外す
▼その他のキーの取り方はコチラ▼
はめ込みは丁寧に!
静音リングを装着した後は軸にはめ込むだけですが、この際には丁寧に行いましょう。
実は僕が作業している際にやってしまったのですが、せっかちなもんで雑に付けてたらキーキャップを痛めてしまったのです。
キーキャップと軸が正しくはまったことを確認して、優しく押し込むようにしましょう。
作業は丁寧に行いましょう!
以上がMajestouch Stingrayに静音リングをはめ込む際の注意点でした。
高級キーボードを痛めないように、これらに注意して作業を行いましょう。
リングは安いので結構おすすめ
今回はMajestouch Stingrayに静音リングを付けた際の効果について解説してきました。
Stingrayには赤軸と銀軸という音がそこそこ出る軸しかありませんが、静音リングを付けると静音赤軸並みに音が小さくなります。
薄型では無い他の赤軸Majestouchとは相性が悪かったので、個人的に凄く意外な結果になったと思っています。
現在「Majestouch Stingrayを購入したけけど意外と音が大きかった」という方は、価格も数百円で購入できるので一度試してみる価値は十分にあります。
まだ購入しておらず「薄型のMajestouchが欲しいけど静音が良い」という方もMajestouch Stingray+静音リングの組み合わせはかなりおすすめです。
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