こんな方に向けて書いています
- G913TKLが気になる方
- G913TKLの良い・悪い点を知りたい方
- G913TKLで後悔しないか不安な方
G913TKLはロジクールから発売された薄型ゲーミングキーボードです。
発売から3年たっていますが、そんな状況でも売れ続けている人気キーボードです。
これは当時はフラッグシップキーボードとして発売されてましたし、今でも通用する魅力がたくさんあるのが理由でしょう。
しかし、現在購入を検討している方にとっては「実際の所、自分に本当に合ってるのかな?」と思う部分もあると思います。
高級キーボードなので失敗したくないと思いますし、その気持ちは非常に良く分かります。
結論から言いますと、これらに当てはまっているならG913TKLは結構アリかもしれません。
G913TKLで幸せになる方
- 薄型+無線でゲームがしたい方
- 複数のPCで使いたい方
- デザインに惹かれる方
今回はG913TKLのレビューと向いている方の特徴を解説していきます。
G913TKLをレビュー
僕は両手両足の指では数え切れない数の高級キーボードを買ってきましたが、実は最も最初に購入したのがG913TKLです。
今では高級キーボードを買うのに躊躇することはほとんど無いですが、当時は3か月以上キーボード関連のレビュー動画を見て迷いに迷った結果購入しました。
しかも、一度「別に買わなくていいや」という結論に至ったのですが、結局店頭で見かけて衝動買いしてしまったという記憶があります。
G913TKLの外観レビュー
それでは、G913TKLの外観からレビューしていきます。
個人的に思ったのが、パッケージの質感がiPhoneのパッケージっぽいです(笑)
パッケージに使われている紙がしっかりしており、詰まっている感じがします。それに加えてにおいもiPhoneの物と近いです。
触ると良い紙であることが一発で分かるので、「パッケージにも金かかってんなー」というのが凄く伝わってきます。
次にキーボード自体の外観です。
G913TKLは他のロジクールのキーボードと違って”ゲーミング感”は控えめで、その代わり"高級感"を感じるようなデザインになっています。
今まで購入してきたキーボードの中でもここまで高級感があっておしゃれなキーボードってなかなか無いんですよね。
また、G913TKLは横から見た際に軸が見える”フローティングデザイン”が採用されています。
このフローティングデザインのおかげで高級感のあるパネルの印象が強く残り、G913TKLのデザイン全体の高級感を引き上げられています。
ちなみに掃除する際にもエアダスターで少し吹くだけなので掃除が非常に楽です。
そのパネルに使われているのは金属で、横方向にヘアライン処理がされています。
このヘアライン処理によって近くで見ても非常に美しく、見ていて飽きないのが非常に好きです。
実際に触れてみるとひんやりしており、触覚からも高級感を感じることが出来るのです。
安価なキーボードのパネルは金属でもひんやり感が無いので、ここでも「良いパネルを使っているな」となる訳です。
本体の側面には"G913TKL"と黒い文字でロゴが入っています。
普段は目立ちませんが、ふとした時に視界に入ってきます。
本体の後ろ側には電源とUSBの差込口が付いています。
裏側は普通にシンプルです。
しかし、このシンプルさは「ラベルが黒色」というささやかな気遣いによって保たれています。
裏側には無線のLIGHTSPEED接続に使用するUSBドングルの収納場所があります。
差し込むだけですがしっかりと固定されているので、「知らないうちに無くなっている」ということはありません。
また、角度調整用のチルトスタンドが付いています。
チルトスタンドは2つの角度を選ぶことが可能で4度と8度から選べます。
まあ、個人的には使わない方がおすすめなのですが、普通は1段階のみなのでここにも力が入っていることが分かります。
>>>キーボードのチルトスタンドってどれが一番良い!実は使わない方が快適!?
以上がG913TKLの外観レビューでした。
ゲーミングキーボードは派手派手なイメージがありますが、G913TKLはパネルが上品で美しさを感じるので高級文房具のような雰囲気があります。
デザインに関しては今まで購入してきた高級キーボードの中でも、トップ3に入るくらいカッコ良いキーボードだと僕は感じました。
G913TKLの付属品
G913TKLの付属品は結構豊富でいろいろな物が付属しています。
- LIGHTSPEED USBレシーバー
- MicroUSB-USB変換アダプタ
- 充電用ケーブル
- 保証書・注意書き
- ステッカー
これらの付属品は主にパソコンとの接続で使用する物たちなのですが、付属品がたくさんあると嬉しくなりますよね。
それぞれの付属品については、別の記事で詳しく解説しています。
使い方を知りたい方は是非ともご覧ください。
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G913TKLの特徴
次に外観からでは分からない部分の特徴を解説していきます。
G913TKLの魅力は以下の7つあります。
- 薄型メカニカル
- 3種類の接続方法
- バッテリー駆動
- メディアキー
- ゲームモード
- マクロ機能
- RGB設定機能
たくさんありますが一つずつ解説していきます。
薄型メカニカル
まず、G913TKLの代表的な特徴が薄型かつメカニカル式という点です。
G913TKLは厚みが22mmに抑えられており、非常にスタイリッシュです。
一般的なメカニカルキーボードはメカニカルスイッチによって厚みが出ますが、G913TKLはロジクール製の薄型スイッチが採用されています。
それによって厚みが22mmに抑えられています。
これは他のゲーミングキーボードと横に並べてみると一目瞭然です。
これはリアルフォースGX1と並べた状態なのですが、明らかに厚みが違います。
リアルフォースGX1は高さが38mmなので約1.7倍もの高さの違いがあります。
これは、見た目以外にも「パームレストが無くても良い」というメリットがあります。
パームレストはキーボードの前に付ける手首置き場のことなのですが、厚みがあるキーボードだとパームレストが無いと手首が疲れます。
ゲーミングキーボードでもパームレストが付属している物もあるので、それだけ有効ということが言えます。
しかし、薄型であればパームレストが無くても手首への負担は抑えられます。
厚みがあるキーボードはパームレストを使うとG913TKLよりも疲労軽減できますが、おそらくほとんどの方は使わないので実質的に疲労を抑えること可能なのです。
そして、なんと言ってもメカニカルの打鍵感を薄型で味わえるのはデカいですよね。
先ほども言ったようにメカニカル式は基本的にスイッチ自体が大きいので厚みがあります。これによってどのゲーミングキーボードも大体同じようなデザインになってしまいます。
しかし、G913TKLは薄型スイッチが採用されており、他のゲーミングキーボードとは大きく違う外観をしています。
G913TKLは薄型だからカッコイイですし、メカニカルの打鍵感も味わえて両方取りできるキーボードなのです。
薄型なのにメカニカルの感触を味わえる
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3種類の接続方法
2つ目は接続方法が豊富であることです。
G913TKLはゲームで使えるLIGHTSPEED接続とBluetooth接続があります。
Bluetooth接続はそのままなのですが、LIGHTSPEED接続は有線接続とUSBドングルによる無線接続の2種類があります。
これらを合計すると3種類の接続方法から選ぶことが可能なのです。
それに、Bluetooth接続とLIGHTSPEED接続はボタン一つで切り替え可能です。
Bluetooth接続をしているPCとは別のPCにUSBドングルを刺すことも可能で、これらのボタンを使用することでG913TKLで2つのPCの接続を切り替えながら操作することが可能なのです。
3つの接続から選べ、2つのPCを操作できる
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バッテリー駆動
G913TKLは無線接続時にバッテリーで駆動します。
バッテリーの持ちは使用状況やLEDの明るさでかなり変動しますが、LEDを最大にした状態だと最大40時間、LEDをOFFにすると最大1124時間持つと公式から発表されています。
LEDをOFFにした際のバッテリーの持ちは凄いですし、実際にG913TKLの充電頻度は非常に低いです。
バッテリーが少なくなってもLIGHTSPEED有線接続でプレイ中に充電が可能なので、使用感は全く変わりません。
ただし、スマホのバッテリーが劣化するように、G913TKLでもだんだんバッテリーの持ちは悪くなってしまうことが予想されます。
バッテリー駆動で最大1124時間持つ
メディアキー
G913TKLの右上には便利なメディアキーが付いているのが特徴です。
これらは動画や音楽を流す際に便利なのですが、中でもひときわ目を引くのがローラーです。
このローラーを回すことによって音量を素早く感覚的に調整できます。
ゲーム中とかで「今は音を大きくしたいな」とか逆に「小さくしたい」と思った際に素早く調整できるので、その場その場で最適な音量に調整可能です。
ちなみに、このローラーも金属製で”ひんやり感”を凄く感じます。
変なガタツキとかも無く、スムーズに回るのでローラーを回すことで”上質感”が指先に伝わってきます。
ローラーによって音量調整を素早くできる
ゲームモード
5つ目はゲームモードが利用できるという点です。
ゲームモードをONにすることによって、一部のキーを無効にすることが可能です。
デフォルトではWinキーとアプリケーションキーがOFFになりますが、無効にするキーはロジクールのソフトウェアであるG HUBで選ぶことが可能です。
ゲームでムカつくこと第四位ぐらいに「ゲーム中に別画面が出てくる」というのがあります。
特に敵と戦っている際にやってしまうと、負けに繋がる可能性が非常に高いです。
そんな不慮の事故で負けることを防ぐには、ゲームモードを使うだけでよいのです。
ゲームモードで不慮の事故を防止できる
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マクロ機能
6つ目はマクロ機能です。
G HUBからマクロを作成することが可能で、作成したマクロをG913TKLに設定することが可能です。
マクロを簡単に説明すると、事前に設定しておくと後はマクロキーを押すだけで勝手に入力してくれる機能です。
押すキーとそのキーが有効になる時間、キー同士の間にある遅延時間を調節することによって、それらのキー入力を自動で行ってくれるのです。
例えば簡単な例ですと、FPSで前(W)に5秒間進み、10秒待った後に右(D)に2秒間進むみたいなマクロも作れるわけです。
ただし、G913には付いているGキー(マクロキー)はG913TKLには無いので、F1~F12と置き換える形でマクロを設定できます。
マクロを設定できるのはF1~F12ですが、それがFn+F1~F3の同時押しによって階層を変更できます。
つまり、階層を切り替えることで最大36個のキーにマクロが設定できるのです。
しかも、Gシフトという機能によって、1キーに2つのマクロを搭載できるので、合計72個もマクロを設定できるのです。
これを使うかどうかはあなた次第ですが、駆使できれば強力な武器になるでしょう。
マクロを設定できるので効率化できる
RGB設定機能
7つ目はRGB設定機能です。
G913TKLはLEDが搭載されていますが、G HUBから光り方を変更することが可能です。
これによって、自分好みの光り方を選ぶことが可能です。
ちなみに、RGBが嫌な方はオフにもできます。
印字は見えにくいですが、LEDがOFFの状態ならオフィスにも溶け込みそうな落ち着いた状態で使えます。
RGB設定機能があるので、自分好みの光り方が選べる
以上がG913TKLの特徴でした。
やっぱり、薄型+無線+メカニカル+TKLの組み合わせがG913TKLの魅力ですね。
これらをすべて満たしているキーボードは少ないので、選ばれ続けていることが分かります。
G913TKLの欠点
完璧超人がいないように完璧超キーボードもありません。高級キーボードのG913TKLと言えども欠点はあります。
高級キーボードは何かに特化されていることが多いのですが、そのぶん他の部分が犠牲になります。
おもに、僕が感じている欠点は以下の通りです。
- タイピング重視なら微妙
- 静音性が必要な場面ではうるさい
- LEDを付けないと見えにくい
- G HUBの信頼性が微妙
- ホワイトは選べる軸が少ない
これを見ると、見過ごせない部分もあるかも知れません。
デメリットやおすすめ出来ない方の特徴を解説していますので、この記事を見ることによって少なくともG913TKLで後悔することは無くなると思います。
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G913TKLが向いている方
それでは、これらのメリットやデメリットからG913TKLが向いている方の特徴を解説していきます。
以下の表に当てはまっている場合はG913TKLは悪くない選択肢だと思っています。
G913TKLで幸せになる方
- 薄型+無線でゲームがしたい方
- 2つのPCで使いたい方
- デザインに惹かれる方
薄型+無線でゲームがしたい方
一瞬の操作が勝敗に直結するゲームでは、キーボードとPC間の通信速度は非常に重要です。
Bluetooth接続は論外ですが、USBドングルを使用するLIGHTSPEED接続なら無線接続ながらもゲームで使える通信速度です。
加えてバッテリーの持ちも非常に良いので、充電時以外はケーブルを減らすことが可能です。
G913TKLは薄型でスタイリッシュなので、無線接続によってさらにスタイリッシュに魅せることが可能です。
無線接続でゲームしたいならおすすめ
2つのPCで使いたい方
G913TKLはBluetooth接続とLIGHTSPEED接続をボタン一つで簡単に切り替え可能です。
Bluetooth接続に登録しているPCとは別のPCにUSBドングルを差し込むと2つのPCをボタン一つで切り替えながら操作できます。
これによって、ゲームをするためのメインPCにはLIGHTSPEED接続、サブ用のPCにBluetooth接続を使うということも可能になるのです。
2つのPCで同時に使う場合はフル活用できる
デザインに惹かれる方
やっぱり、G913TKLってデザインが良いんですよねー。
当たり前ですがこのデザインのキーボードってG913TKLしかありません。
そのため、G913TKLに惚れたならそのままG913TKLを選んだ方が満足できる買い物になります。
もちろん、機能も申し分ないので機能面で足を引っ張る要素はありません。
正直、僕もG913TKLをデザインで選んだみたいなところもあります。
デザインだけでキーボードを選ぶのも悪くないと思いますので、素直に気持ちに従ってみてはどうでしょうか。
見た目に惹かれたら買いです!
以上がG913TKLをおすすめ出来る方の特徴でした。
まあ、今回紹介したのはあくまで目安なので、「当てはまってないけどG913TKLが欲しい!」という方の場合はその気持ちを優先した方が満足できると思います。
G913TKLは今でも人気
今回はロジクールのG913TKLのレビューをしました。
他のゲーミングキーボードとキャラが被らない存在なので、発売から3年たってもまだ人気キーボードです。
正直、ソフトウェアの機能は最新キーボードの方が良いのですが、G913TKLのデザインを超えるキーボードは僕の中ではありません。
あまりにも完成されているので、これ以上カッコイイキーボードがなかなか現れないのです。
ということで、このデザインにグッと来たなら買っちゃっても満足できると思います。
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