
G913シリーズはロジクールの最高級ゲーミングキーボードです。
このキーボードは色々な機能が盛り込まれていますが、最大のメリットは2つの接続方法を使い分けられるということです。

しかし、購入する前の方は「具体的にはどんな機能なのか?」という詳しい部分はイメージしにくい部分でもあります。
ということで、今回はG913・G913TKLに搭載されている2つの接続方法について詳しく解説していきます。
こんな方に向けて書いています
- G913シリーズの接続方法について知りたい方
- G913シリーズの2種類の接続の活用方法をイメージしたい方

G913・G913TKLは2種類の接続方法が使える
皆さんもご存知でしょうが、G913シリーズはLIGHTSPEED接続とBluetooth接続の2種類を使い分けられます。
Bluetooth接続:速度は劣るがレシーバーは不要
LIGHTSPEED接続:ゲームにも使えるがレシーバーが必用
この2つのモードをボタン一つで簡単に切り替えられるのです。
▼接続方法切り替えボタン▼

ちなみに上の写真はLIGHTSPEED接続モードです。Bluetooth接続モードの場合は隣のBluetoothマークが点灯します。

これらを活用することで、状況に合った接続方法が選べて快適に使えるようになります。
それでは、それぞれの接続方法の特徴を詳しく解説していきます。
Bluetooth接続
1つ目はBluetooth接続です。
こちらも接続方法は他のキーボードにも採用されており、馴染み深い接続方法です。
こちらはレシーバーを必要としないので、USBポートが埋まってたり、無かったりするデバイスに接続することも可能です。

この接続方法の特徴はPC側にレシーバーを差す必要が無く、一度登録した後は手間が少ないのがメリットです。
ただし、その分通信速度や安定性は劣るので、信頼性や反応速度が求められるゲーム(特にPvP)の場合は向いていません。
特に反応速度に関しては明確にラグを感じられるので、違和感があると思います。
また、Bluetooth接続はNキーロールオーバーが制限される場合もあります。
このように、便利な反面ゲームをするのには性能が不足していると言わざるを得ませんね。

主にワードやエクセル、ネットなどの反応速度が関係ない用途で使うことになるでしょう。
Bluetooth接続:レシーバーは不要だがゲームには使えない
LIGHTSPEED接続
2つ目はLIGHTSPEED接続です。
先ほども解説したようにBluetooth接続はゲームだと使い物になりませんが、ゲームに特化しているG913シリーズにはゲームに使える無線接続も搭載されています。

この接続の特徴はUSBポートにレシーバーを差し込む必要がありますが、スペック上では有線接続よりも通信速度が速いというのが特徴です。
実際に使ってもBluetooth接続のようなラグは感じられず、有線接続をしているような感覚になってきます。
▼LIGHTSPEEDレシーバー▼

このレシーバーはキーボード本体の後ろに収納されているので無くしにくいように工夫がされています。

そして、レシーバーを差し込むだけで良いので、最初にペアリングをする必要もありません。
違うデバイスで使用する際にレシーバーを差し込むだけで良いのが便利ですね。
ちなみにですが、G913シリーズは有線接続も使用可能で、これもLIGHTSPEED接続と呼ばれています。

勘違いしやすいですが、実はLIGHTSPEED接続はレシーバーを使用する方法と有線で接続する2種類の方法があるのです。
有線接続をする際はケーブルを差し込むだけで勝手に切り替えられますが、少し混乱する原因にもなりますね。

LIGHTSPEED接続:USBポートを使用するがゲームに使える接続方法
2つの接続方法で複数PCに接続可能!
G913シリーズは前項のように2つの接続方法があり、それを使い分けることで複数PCに接続できます。
そして、接続方法を変更するボタンを切り替えながら使用することで2つのPC(デバイス)を1つのキーボードで操作可能なのです。
例えばゲームをするメインPCはレシーバーを付けてLIGHTSPEED接続、仕事用のPCはBluetooth接続しておき、ボタンで接続先を切り替えながら使うという方法がありますね。

G913シリーズは接続方法を切り替えながら使うことで2つPCを1つのキーボードで操作可能
ただし、同じ複数のPC・デバイスに接続できるのはG913だけではありません。
RAZERの薄型ハイエンドメカニカルキーボードであるDEATHSTALKER V2(デスストーカー)ではゲームでも使える高速無線接続(レシーバー有)とBluetooth接続3つを切り替えられるという、G913シリーズの完全上位互換のようなキーボードもあります。
デスストーカー V2が後発で3万2千円とさらに高価なことを考えると仕方ない気もしますが、スペックを求める場合はG913シリーズが最強ではありません。

加えて反応速度を求めない場合はBluetooth接続4つと有線接続を切り替えながら使える物も結構あります。
このように、ゲームをしない場合はG913シリーズのメリットを生かせず、恩恵を受けにくい場合もあります。
以上のことからG913シリーズを選ぶ際には接続方法だけを見るなら決め手にはならないと言えるでしょう。
しかし、キーボード全体(見た目、機能など)他の部分も含めて魅力を感じる場合は十分に満足できると思います。

接続方法だけなら上位互換のキーボードもある。
G913シリーズ最大の特徴なので活用しよう!
今回はG913シリーズの接続方法について解説してきました。
それぞれ特徴が異なる2つの接続方法が利用でき、それぞれ有利な点と不利な点があるので状況によって使い分けることが大切です。
そして、その機能を使うことで2つのPCを1つのキーボードで操作することも可能です。
ただし、デスストーカー V2のように上位互換だったり、Bluetooth接続のみだけど5つのデバイスを使える物もあります。
そのため、無線接続の機能だけでキーボードを選んでいる場合はG913シリーズを選ぶ必要はありません。
これから購入する場合は他の部分も見てから決めると後悔が無い選択が出来ると思います。
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