
G913シリーズはロジクールの最高級キーボードなので、非常に評価が高いです。
レビューを見ていると「最強」とか言われています。
これはゲーミング用であればあながち間違いではないとは思ます。
しかし、デメリットが無いわけではありません。

と言うことで、今回はG913シリーズのデメリットについて解説していきます。
こんな方に向けて書いています
- G913シリーズを検討している方
- G913シリーズのデメリットを知りたい方
- 後悔の無いキーボード選びをしたい方

G913・G913TKLのデメリットとは?
それでは、G913シリーズのデメリットについて解説していきます。
結論から言うと、以下の5つの部分がデメリットに感じる部分です。
- タイピングに特化していない
- 静音性が必要な場面ではうるさい
- LEDを付けないと見えにくい
- G HUBの信頼性が微妙
- ホワイトは選べる軸が少ない
意外と多いですよね。
これを見るとすべてに人にとってG913シリーズがおすすめ出来るわけでは無いことも分かると思います。
それでは、それぞれの項目を詳しく解説していきます。
タイピングに特化していない
1つ目はタイピング用途には特化していないことです。
このキーボードはゲームに特化されているので、タイピングに特化されたキーボードが欲しい方には向いていません。
その理由はタイピングをする際に疲労を軽減するのに有利なステップスカルプチャー構造が使われていないからです。

ステップスカルプチャー構造はキーボードを横から見た際に湾曲している構造です。
対してG913シリーズの場合は薄さを優先して平らになっています。

最安値クラスのキーボードならコスト削減のために採用されていませんが、3万円クラスになってくると他の部分を優先するためにあえて採用されていないことが考えられます。

この部分をタイピングをする際には明らかなデメリットだと言えるでしょう。
>>>疲労軽減ならシリンドリカルステップスカルプチャー構造のキーボードを選ぼう!
G913シリーズでのタイピングについては別の記事で詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
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G913・G913TKLはタイピングに最適?→タイピング用途なら微妙です。
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タイピングには特化されていない。
静音性が必要な場面ではうるさい
2つ目は静音性が必要な場面ではうるさいというデメリットです。
G913シリーズはメカニカルキーボードの中ではかなり静かな方です。

ゲームでのボイスチャットで音が邪魔になる可能性は低いですし、家で使用する分には問題ありません。
しかし、メカニカル式自体がうるさいので、静かと言っても静音性に特化したキーボードと比較すると負けます。
ある程度ガヤガヤした空間だと大丈夫ですが、静かな作業スペースだと音が響いてしまいます。
このように、静音性が求められる場合は周りの迷惑になる可能性が高いです。
G913シリーズの音が気になる方は詳しく解説している記事がありますので、こちらもご覧ください。
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静音性が求められる場所ではうるさく感じる
LEDを付けないと見えにくい
3つ目はLEDを付けないと見えにくいというデメリットです。
G913シリーズはLEDの点灯機能があり、印字部分が透過できるように透明になっています。

しかし、それゆえにLEDを付けないと印字がほとんど見えないというデメリットがあります。

LEDがピカピカしているのが苦手な方も少なくないので、LEDを消して使用する方にとっては困る部分ですね。
ゲーム目的で購入する方もタイピングをする機会は有ると思いますので、地味に嫌な部分です。

タッチタイピングが可能な方は別に大丈夫ですが、それでも覚えていない細かい記号を押す際には目を凝らして探す必要があります。
LEDを付けないと印字が見えにくい
G HUBの信頼性が微妙
4つ目はG HUBの信頼性が微妙であることです。
G HUBというのはLogicool製品を接続することで、その製品の設定やLEDの発行パターンを変更できるソフトです。
下の画面上に映っているようにキーボードだけではなく、マウス類やヘッドセットの設定もいじれます。
他にもキーボードのゲームモードなどもここから設定できます。
▼G HUBの画面▼

機能だけを聞くと便利そうなソフトですが、実は爆弾を抱えているのです。
その爆弾と言うのが「バグが起きやすく使えなくなる可能性がある」ということです。
実はG HUB上で変更した設定は基本的にG HUBと接続している時しか反映されません。
そのため、G HUBが使えなくなるとその設定も反映されない可能性があるのです。

現在では大分改善されておりゴミではありませんが、まだまだ信頼性が高いとは言えません。
G HUBがバグを起こす可能性があるので信頼性に欠ける
ホワイトは選べる軸が少ない
5つ目はホワイトが選べる軸が少ないということです。
G913シリーズにはブラックとホワイトの2つのカラーがラインナップされています。
▼G913TKL ブラック▼

▼G913ホワイト▼
引用:G913TKLホワイト
ブラックカラーの場合はクリッキーとリニア、タクタイル軸の3つから選べますが、ホワイトカラーの場合はG913・G913TKL共にタクタイルのみ発売されています。
そのため、ホワイトカラーが欲しい場合は選択肢が狭いです。
※今後選べる軸が追加される可能性もあります。
カラーによっては選べる軸が狭い
以上がG913シリーズのデメリットでした。
G913シリーズを買うと後悔する方の特徴
次に先ほど解説したデメリットを踏まえてG913シリーズをおすすめしない方の特徴を解説していきます。
以下の2つのどちらかに当てはまる場合は、G913シリーズはおすすめしません。
G913シリーズをおすすめしない方
- タイピング用途で購入する方
- 高い静音性が必要な方
デメリットで一番最初に解説したように、G913シリーズはタイピングに有利になる構造が採用されていません。
そのため、タイピングをたくさんする方にとっては打ちずらいですし、疲労軽減についても不利です。
そして、何よりタイピングを目的にしている人がゲーミングキーボードのG913シリーズを購入しても目指しているところが違うのでミスマッチしてしまう可能性が非常に高いです。
実は僕もタイピング用に購入して「こんなもんか?」と少し期待外れに思ってしまった経験があります。
結局タイピングに特化したリアルフォースを購入しなおしました。
>>>リアルフォースR3の魅力や特徴は何?30日使ったのでレビュー!【使いやすいです】

また、高い静音性を求められる場合もおすすめしません。
理由はデメリットで解説した通りで、メカニカル式がそもそも静音性に関しては不利であることが挙げられます。
G913シリーズはメカニカルの中では静かですが、あくまでメカニカル式の中の話です。
もし、静音性を求める場合はメンブレン式または、静電容量無接点方式の静音モデルの方がおすすめです。

以上がG913シリーズをおすすめしない方の特徴でした。
これらに当てはまっている場合は他のキーボードをおすすめします。
ここで挙げなかった文字が見えにくいことやG HUBに関しては減点ポイントではありますが、致命的な部分ではありません。

キーボードは適材適所
今回はG913シリーズのデメリットを解説してきました。
いくらゲーミングキーボードとして評価されているキーボードでも、デメリットは存在しています。
特に高級キーボードはコンセプトに特化した機能や形状が搭載されています。
そのため、自分に合った用途の物を選ばないと普通に失敗します。
僕は一度失敗しましたが、皆さんは同じ轍を踏まないようにキーボードに求める機能をもう一度思い出してから検討してみると良いと思います。
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