マジェスタッチMINILA-Rの裏側にはdipスイッチが6つ付いており、配列を一部変更する事が可能です。
このdipスイッチを自分で設定することで、より快適なタイピングが可能になります。
しかし、設定するにしてもそれぞれのスイッチの役割を知らないと、どこを変えたら良いか分かりません。
という事で、今回はMINILA-Rのキーマップを変更できるdipスイッチで変更できる部分とおススメ設定を解説します。
こんな方に向けて書いています
- MINILA-Rのキーマップを変更したい方
- MINILA-Rのdipスイッチ設定で悩んでいる方
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>>>コンパクトで持ち運べるメカニカルキーボードMajestouch MINILA-Rをレビュー!【静音赤軸】
MINILA-Rのキーマップ変更はdipスイッチのみ
dipスイッチの変更方法を解説する前に、1つだけ注意点があります。
それは、MINILA-Rの配列を変更する方法はdipスイッチのみという事です。
キーボードによっては配布されているソフトを使用して、色々設定できる物もありますが、MINILA-Rはdipスイッチのみという訳ですね。
そのため、自由自在に変化出来るわけではありません。
しかし、その代わりと言ってはなんですが交換用のキーキャップが付属しています。
入れ替えが可能なキーが限られているからこそ付属しているということですね。
dipスイッチの設定を変更するとキーボード本体に付いているキーでは印字が合わなくなる部分もありますので、そのような場合に使用します。
見た目以外は特に変わりませんが、正しい印字で分かりやすく、精神的にもスッキリします。
交換するにはMINILA-Rに付属しているキープラーを使用してもともと付いているキーを抜き取る必要があります。
使い方に関しては別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
>>>キープラーの使い方は?スペースキーやエンターキーなどのキーキャップの外し方も解説!
このように、MINILA-Rは6つのdipスイッチで配列の一部を変更するタイプなので、設定範囲が限られます。
MINILA-Rは一部のキーの入れ替えのみ可能
おすすめのdipスイッチ設定を解説!
では、いよいよ6つのdipスイッチで変わる部分とおすすめの設定を解説していきます。
dipスイッチは下がOFF、上にあるとONです。
工場出荷時の状態だと全部がOFF(下)なので、ONにする際には上にする必要があります。
それを踏まえて、おすすめのdipスイッチは以下の通りです。
dipスイッチ番号 | おすすめ設定 |
No.1(左) | ON |
No.2 | ON |
No.3 | OFF |
No.4 | OFF |
No.5 | OFF |
No.6(右) | ON |
実際のdipスイッチだとこうなります。
しかし、これでは何が変わったのかわかりませんよね?
という事でdipスイッチで変化する部分を解説していきます。
今回は交換用キーキャップを使って画像で解説していきますので、自分のMINILA-Rを持っている方は見比べて頂ければさらに分かりやすくなると思います。
CapsLockとCtrlの入れ替え
1番スイッチ(最左)はCapsLockキーとCtrlキーを入れ替えるスイッチです。
これはONにする事をおすすめします。
わざわざ配列を変える理由は指を動かす距離を短くしてタイピングの効率を向上させる事が可能なのです。
CapsLockキーはAキーの隣にあり左小指を少し動かすだけで押せる位置にありますが、Ctrlを左の小指を下にずらして押す必要があります。
そこで、使わないくせに良い位置にあるCapsLockの位置に頻繁に使うCtrlを置くのです。
最初は使いにくいですが慣れれば前より快適になります!
1週間程度で慣れるので挑戦してみてはいかがでしょうか?
Capslockキー → CTRLキー
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>>>【忖度無し】HHKBのメリット6つとデメリット6つを1年半使ったので「本音」でレビュー!
CapsLockとEscの裏表入れ替え
2つ目はCapsLockキーとEscキーの裏表入れ替えです。
これもONにしておくのがお勧めです。
MINILA-Rはコンパクト化されている関係で独立したEscキーはなく、CapsLockキーとFnキーを同時押しして代用します。
先ほども解説しましたがcapslookキーは普段使わないので比較的使用頻度が高いESCキーと逆にしてしまうスイッチです。
具体的に言うと、元々capslookだった場所を押すとEscキー、Fnキーと元capslookキーを同時押しするとcapslookキーとして働くという機能です。
もし、capslockモードにしたい場合はFnキー+ESCキー(capslockキー)+shiftキーの3つを同時に押す必要があります。
そして、先ほどCtrlキーとcapslockキーを入れ替える1番dipスイッチをONにしましたが、2番dipスイッチも同時にONにするとこうなります。
Escキーとcapslockキーの裏表変更を保持されたまま、配置が逆になっています。
交代してから最初の数日は使いにくいかもしれませんが、慣れてしまえばこちらの方が快適かつ効率よくタイピングできます。
Capslock → ESC、Fn+ESC (元Capslock)→ Capslock
スタンダードモード
3つ目はスタンダードモードです。
これもOFFにしておくのがお勧めです。
スタンダードモードというのは、スペースキーの両隣のFnキーが変換・無変換キーに戻り、純正状態の無変換キーがFnキーに変わるモードです。
通常配列のキーボードの場合はスペースバーの両隣に変換・無変換キーが配置されていますが、MINILA-Rの場合はFnを多用する関係で、親指で押しやすい変換・無変換キーがあった場所に配置されています。
これは変換・無変換キーを使うより、Fnキーを使う頻度の方が圧倒的に多いので別にONにする必要はありません。
しかし、一部の変換・無変換キーを使用する頻度が高い方はこれをONにしても良いと思います。
Fnキー(右側) → 変換キー、Fnキー(左側) → 無変換キー、無変換キー → Fnキー
矢印キーを独立化
4つ目は矢印キーの独立化です。
これもOFFにしておく事をお勧めします。
コンパクト化の為に独立した矢印キーは無く、Fnキーと同時に押して矢印操作を行います。
▼純正状態▼
純正状態だと左手で操作できる場所(ESDFキー)と右手で操作する場所の2カ所で矢印操作に対応している部分があります。
4番dipスイッチをOFFにするとFnと同時押しして矢印操作をする部分がFnキーを押さなくても矢印キーが使えるようになります。
ただし、FnキーとESDFキーを同時押ししても矢印操作が出来なくなります。
つまり下の画像のように左手では矢印操作が出来なくなる代わりに矢印の独立キーが出現するということですね。
2番dipスイッチのように裏表を変更する機能という風に認識して頂いたら良いと思います。
これは/←スラッシュ(シフト時は?マーク)を入力できるキーがそのまま↑の矢印キーになってしまいます。
そのため、スラッシュや?マーク、・(←点)を頻繁に使用する方はFnキーと同時押しで操作する必要があります。
また、左手で矢印キーがを操作することが出来なくなるので、Fnキーを使用した矢印操作に慣れている方も逆に効率が悪くなってしまうのであまりおすすめは出来ません。
逆にこれらの記号をほとんど使わない方やどうしてもFnキーを組み合わせた操作に慣れない方はこのスイッチをONにしてみるのも良いでしょう。
Fnと同時押しで矢印操作 → 独立した矢印キーが出現
Macモード
5つ目はMacモードです。
これは名前の通りMacで使えるようになるスイッチです。
Windowsの方はOFFで、Macの方はONにしましょう。
Macで使う方はコマンドキーやオプションキーのキーキャップが付いていますので、最初に装着されているAltキーやWinキーを外して付け替えましょう。
Winモード → Macモード
省電力モード
6つ目は省電力モードです。
これはONにしておくことをおすすめします。
これは電池駆動でBluetooth接続をしている際には電池の消耗を抑えるために30分以上入力が無かった場合は、Bluetooth接続を一時的に解除するモードです。
電池駆動時なので、Bluetooth接続を使用していても有線で電力を供給している場合は特に関係ありません。
再度使用する際にはどれかキーを押すことで勝手に再接続されます。この際にキーを押してから2秒ほどタイムラグがありますが、特にストレスにはなりません。
特にデメリットは無いのでONにしておくことがおすすめです。
※パソコンがスリープ状態になっている場合はBluetoothの特性で復帰できませんので、マウスを動かして復帰してください。
省電力モードOFF → 省電力モードON
以上がMINILA-Rで変更できるdipスイッチの機能でした。
まとめると1番2番6番dipスイッチ(Macの場合は5番も)をONにすることをおすすめします。
1番dipと2番dipの変更については少々慣れが必要ですが、慣れた後は快適に使えるので是非とも試してみて下さい。
まとめ
今回はMINILA-Rのdipスイッチの役割とおすすめ設定を解説しました。
dipスイッチはあまりイジらない部分ですが、使いこなせれば更に快適に使えるようになるので、これを機に設定を変更して見るのはどうでしょうか?
ただし、人それぞれの使い方があるので、これ以外にも自分に向いている組み合わせがあるかもしれません。
僕のおすすめを参考にしながら、自分なりに試してみて最適な物を見つける事をおすすめします。
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