
パソコンを操作する際に必ず使うことになるのがキーボードですが、毎日使用しているとほこりやゴミが溜まってきてしまいます。
目に見える部分は大丈夫でも、1年以上使っているキーボードには意外とゴミが溜まっているものです。

しかし、いざキーキャップを取り外しても、入り組んだ構造をしているので人間の手では掃除しにくい部分があります。
そんなときに役立つのがキーボード清掃用のスライムです。

皆さんも子供のころに1回はスライムで遊んでことがあると思います。

そんなスライムでゴミを吸着してキーボードを清掃するという商品です。

しかし、スライムというと子供のおもちゃというイメージが強いので、「本当にスライムで綺麗になるのか?」と疑問に思っている方もいると思います。
今回はキーボードの清掃スライムの効果と使い方、ポイントを解説していきます。
こんな方に向けて書いています
- キーボード清掃スライムが気になっている方
- キーボード清掃のスライムの使い方を知りたい方

キーボード清掃スライムの効果
結論から言いますと、キーボード清掃スライムはほこりや小さなゴミを清掃するのに非常に有効です。
効果が一発で分かる画像があるので、そちらをご覧ください。

これはキーボードのキーキャップを外してから清掃を行い、清掃前と清掃後を比較した画像です。

清掃前では細かいほこりが溜まっていたのに対して、清掃後では新品同様のように綺麗に掃除出来ています。
これより分かるように、キーボード清掃スライムは実際に塵やほこりを掃除するのに効果があると言えるでしょう。
キーボード清掃スライムは塵やほこりを掃除するのに有効
キーボード清掃スライムの特徴

キーボード清掃スライムはスライムではありますが、ただのスライムとは違って掃除するために最適化されています。
- ちぎれにくい
- 再利用が可能
- 肌に優しい
- キーボード以外にも使える
ちぎれにくい
1つ目はちぎれにくいという特徴です。
スライムはちぎれやすいようなイメージがあるかも知れませんが、このスライムは引っ張っても粘り強くちぎれにくいのが特徴です。

写真ではかなり伸びて薄くなっていますが全然大丈夫です。これよりもさらに薄くなってもちぎれません。

そのため、スライムがちぎれて細かい部分に入り組んでしまうことを防げるのです。
とはいっても、さすがに押し込みすぎるとスライムが引っ掛かって、ちぎれる原因になるので力は程々にしておきましょう。

ちぎれにくいので中に入り込みにくい
再利用可能
2つ目は再利用が可能ということです。
キーボード清掃スライムは1回だけではなく、その後も何回も再利用できます。
先ほどの画像ではスライムに青い色が付いていたと思いますが、その色が黒くなるまで使えるのが特徴です。
キーボードを1つや2つ掃除した程度では色の変化は殆ど無いので、それなりに使い続けられるでしょう。
再利用可能なので経済的
肌に優しい
3つ目は肌に優しいという特徴があります。
スライムを手で扱う際に気になるのが安全性です。
このスライムは手に優しい素材が使われており、手が荒れるなどの問題も起きないので安心して使えます。
肌に優しい素材なので安心して使える
キーボード以外も使用可能
キーボード清掃用のスライムではありますが、他の部分でも使えます。
リモコンや電卓、車のエアコン出口や電子機器のマザーボードまで使えます。

リモコンなどは分かりますが、電子機器のマザーボードまで使えるのは驚きですよね。
マザーボードを清掃する際に使用する道具としてエアダスターがありますが、エアダスターでは細かい部分のホコリは取り切れません。
そこで、清掃スライムを使用するのも良さそうです。
キーボード以外にも使えるので何かと便利
このように、キーボード清掃用のスライムは清掃用に性質が調整されているのが特徴です。
キーボード清掃スライムは色々な会社から発売されており、商品によって変化している部分もありますが以上のような傾向があります。
キーボードの清掃スライムの使い方

次にキーボード清掃スライムの使い方を解説します。

と言っても、容器からスライムを取り出して掃除した部分に当てて吸着すれば良いだけです。以上。


そして、ゴミが綺麗になった後にスライムを見るとゴミが吸着されていることがわかります。

少し見にくいですが、赤丸で囲んだ部分に毛や黒いゴミが吸着されていることが分かると思います。
基本的にはこれでキーボードの清掃は完了です。簡単ですよね。
ただし1つポイントがあり、キーキャップを付けている状態で内部を清掃しないことです。
冒頭でもお話したように、ゴミが溜まっているのはキーキャップを外した部分です。
ここで横着して外さずに掃除をするとスライムがちぎれて内部に残ってしまう可能性がありますし、ゴミも取り切れません。
そのため、最初にキーキャップの表面(目に見える部分)を掃除してから内部を掃除します。
キーキャップ表面の掃除
ということで最初にキーキャップの表面を掃除します。

キーキャップを付けている状態ではキートップ(指が触れる部分)と、キーキャップの側面を掃除します。
キーキャップの側面も指では届きにくいので、スライムが非常に役立ちます。
押し込みすぎるとスライムが入り込んでちぎれる原因になるので、あくまでキーキャップの側面をスライムで触れさせるイメージで吸着するのがおすすめです。
キーキャップを取り外しての清掃
キーキャップの表面が掃除出来たら、次に内部を掃除していきます。
キーキャップを外すにはキープラーという道具が必要です。

キープラーは通販で高くても5百円程度で購入でき、代用品と比べて何倍も時間を節約できますので、キーキャップを外す際には是非とも購入しておきたい道具です。
一応なくても家にあるもので代用する方法はありますが、誇張抜きで5倍以上かかるうえに数も多いのでかなり時間がかかります。
>>>キーキャップ外し(キープラー)は代用できる?3つの方法を解説!
費用対効果が高いのでキーボード清掃スライムを購入する際には同時に購入しておくことがおすすめです。
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また、取り外す前にキーキャップの配列を正しく取り付けられるように写真に撮っておくか、きれいに並べておくのがおすすめです。

忘れていた場合はお使いのキーボードの名前を検索して、出てきた画像を参考にすると良いですね。
キーキャップが外せたら内部のごみをスライムで吸着して取っていきます。
これもキーキャップのごみを取るのと同様にスライムを押し当てます。

スライムで清掃したおかげできれいになりましたね。


綺麗になったら再びキーキャップを戻していきます。

これでキーボードの清掃が完了しました。


以上でキーボード清掃スライムの使い方は終了です。
キーキャップを取り外すには道具が必要ですが、それさえクリアすれば後は簡単に終わります。
キーボード清掃スライムの注意点
キーボード清掃スライムは便利ですが注意点もあります。
キーボード清掃スライムを使用する方は、使う前にこの4つの注意点を確認しておきましょう。
- スライムを押し込み過ぎない
- 大きなゴミは取り除いておく
- 油汚れは落とせない
- 初期不良に注意しておく
押し込みすぎない
1つ目は押し込みすぎないことです。
先ほどキーキャップの表面と内部の清掃を分けて清掃しましたが、これはキーキャップを装着したまま内部も掃除しようとすると、スライムが内側に入り込んでしまいます。
「内側を掃除するためにスライムを入り込ませるのは良いのではないか?」と思われるかもしれませんが、スライムがキーキャップに引っ掛かってちぎれる原因になるからです。
加えて、キーキャップを付けたままだと内部のごみを取り切れないという理由もあります。

内部にスライムを残しておくのも気持ち悪いですし、スムーズに掃除するためにはキーが沈まない程度にしておくことをおすすめします。
スムーズに清掃するためには横着しないことが大事
大きいごみは取り除いておく
2つ目は大きいごみは取り除いておく事です。
キーボードスライムはゴミを吸着してくれますが、スライム無しでも取り除けるゴミは最初に取り除くことをおすすめします。
スライムは無限にゴミを吸着してくれるわけではありませんし、余りにもゴミが多い場合は吸着しなくなる場合もあります。
個人的にはキーキャップを外した状態でエアダスターを吹きかけておくのがおすすめです。
持っていない場合はキーキャップを外した状態でキーボード本体を裏返したり、息を吹きかけて飛ばすだけでも良いです。
ペットを飼っていて毛が溜まっている場合や何年も掃除していない場合は、エアダスターで大きなゴミを取り除くことで吸着力を温存しておけます。
その後にエアダスターでも取り除けないゴミをスライムで仕上げをするように取り除くことがおすすめです。
大きいゴミは最初に取り除いておく
油汚れは別で洗浄する必要がある
3つ目は油汚れの場合は別で洗浄する必要があることです。
キーボード洗浄スライムはほこりやゴミなどの固形の物を取り除くためのものです。
そのため、キーキャップについた皮脂や油を落としたい場合は取り外して、中性洗剤で洗浄する必要があります。
僕は超音波洗浄機に中性洗剤を入れて清掃していますが、入りきらない場合はバケツに中性洗剤を入れてじゃぶじゃぶしています。

これで油汚れは大体落ちますので、後はドライヤーで乾燥するだけです。
後はドライヤーで乾燥すると油汚れは大体落ちます。
中性洗剤で洗浄するとキーキャップのベトベトが落ちるので、肌触りが良くなります。

使用方法を説明する際にスライムでキーキャップの表面を掃除しましたが、油汚れごと落としたい場合はキーキャップを外して洗った方が効率的です。
油汚れには使えない
初期不良に注意する
4つ目は初期不良に注意するということです。
スライムに初期不良があるなんて考えもしないかもしれませんが、最悪キーボードの故障に繋がってしまいます。
実は輸送などで高温に晒されると、どろどろに溶けて液体のようになってしまうケースがあるそうです。

そうなると蓋を開けた際に”元”スライムだった液体をこぼしたり、最悪の場合だとキーボードに”元”スライムをかけて壊してしまう可能性もあります。
特に夏はトラックの中が高温になって初期不良が発生する可能性が高くなります。
そのせいで何万円もするキーボードを壊してしまったら目も当てられませんので、きちんとスライム状になっているかを確認してから使用する必要があります。
ドロドロに溶けていないかを確認する
以上がキーボード清掃スライムを使用する際の注意点でした。
また、キーボード清掃スライムはいくつかの商品があり、商品ごとに仕様が異なる場合がありますので、この注意点以外にも説明書を読んでから使用しましょう。
キーボード清掃スライムはおすすめ!

今回はキーボードの清掃スライムの効果と使い方、ポイントを解説していきました。
スライムはおもちゃのイメージがあるので軽く見られがちですが、実際には細かい場所を掃除するのにかなり役立ちました。

キーボードはスライムが無くても掃除は可能ですが、細かい部分を全て自分で掃除するのは大変ですので、そのような部分をスライムを押し付けるだけで掃除できるのは時短が可能です。
また、このスライムはキーボードを清掃するだけではなく他の場所でも使えますので、細かい部分を掃除するためにも便利です。
キーボードに使い終わった後にも気になる部分を掃除出来るので、余すことなく使えるのも便利なポイントですね。
今回僕が掃除したキーボードは丁度1年ぐらいでしたが、長く使っている場合は今回の比ではないくらい溜まっていてもおかしくはありません。
掃除をした方が気持ちが良いですし、これを機に掃除してみるのはどうでしょうか。
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