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日本語配列が選べる静電容量無接点方式はリアルフォースとHHKBの2機種です!

静電容量無接点方式 日本語配列

静電容量無接点方式は最高級キーボードで採用されていることもあり、気持ち良いキータッチや高い耐久性などのメリットが多いです。

そのため、コダワリのキーボードを選んでいる途中で検討している方も多いと思います。

キーボードソムリエ
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それだけ魅力的ですからね!

       

しかし、静電容量無接点方式のキーボードを選ぶ際に障壁になるのが配列です。

もともと最高級クラスにしか採用されていないのでそもそもモデルが少なく、英語配列しかないモデルもあるのです。

日本語配列が無い物を含めると選べるモデルが倍になりますが、日本人は基本的に日本語配列に慣れ親しんでいるので、英語配列はあまり選びたくないですよね。

実際、日本語で文章を作成するなら日本語配列を選ぶのが断然おすすめです。

日本語を入力するのに英語配列が向いていたら、日本語配列なんて生まれませんからね。

 

ということで、今回は日本語配列が選べる静電容量無接点方式のキーボードを2種類紹介していきます。

こんな方に向けて書いています

  • 日本語配列の静電容量無接点方式を探している方
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日本語配列が選べる静電容量無接点方式

結論から言いますと、日本語配列が選べる静電容量無接点方式のキーボードはリアルフォースシリーズとHHKBシリーズの2種類です。

リアルフォース HHKB

この2種類はベースグレード(最低価格)でも2万円、最高級モデルになると3万7千円の"超"高級キーボードです。

      

高いですが価格以上の魅力があるのでファンが多い方式のキーボードですね。

僕もその1人でHHKBの最高級モデルを愛用しており、リアルフォースも3つ所持しています。

その経験からそれぞれの特徴を解説していきますので、この2モデルの特徴を知りたい方は参考になると思います。

リアルフォースシリーズ

リアルフォース3種盛り

最初に紹介するのがリアルフォースシリーズです。現在は3世代目にモデルチェンジしており、リアルフォースR3/R3S、GX1の3つから選べるようになっています。

価格は最低2万円、最高級モデルは3万5千円と価格に開きはあるものの最低ラインでも2万円はやはり高いと言わざるを得ません。

  

リアルフォースシリーズは通常のキーボードの形状や配列のままで、王道を突き詰めた様なキーボードです。

一言で表すと「普通のキーボードの最終強化」です
キーボードソムリエ
キーボードソムリエ

高級キーボードは一部の需要に特化したものも多く一癖も二癖もあるキーボードがありますが、リアルフォースは通常のキーボードと同じように使えるのです。

実は次に紹介するHHKBが癖のあるタイプなので、スタンダードなキーボードが欲しい場合はリアルフォースを選ぶことになります。

 

ただ、”王道”とはいっても、タイピングをするのに特化するための形状・機能を持っているので普通のキーボードとは比較にならないほど使いやすいです。

具体的に搭載されている機能は以下のような物があります。

  • 気持ち良いキータッチ
  • キーマップ変更機能
  • APC機能
  • 豊富なバリエーション
  • 静音(静音モデルのみ)
  • 無線接続(無線モデルのみ)

 

ハード面の特徴は静電容量無接点方式を採用しているキーボード特有の気持ち良い打鍵感や1億回以上の耐久性などの特徴があります。

打鍵感はある一定以上の力を加えると一気に荷重が抜けることによって「スッ」と底付きしていき、底付けすると同時に跳ね返してくれるのでリズム良くタイピングできます。

よく比較されるメカニカルキーボードは深くなるごとに反発が強くなるので、同じキー荷重でもトータルで加える必要があるエネルギーが大きくなってしまいます。そのため、同じ45gでも静電容量無接点方式の方が軽く感じると思います。

キーボードソムリエ
キーボードソムリエ
スペックに現れない違いですね

これが「静電容量無接点方式は疲れにくい」と言われている理由ですし、「打鍵感がメカニカルより気持ち良い」と感じる理由です。

特にバリエーションの一つである非静音モデル(通常モデル)は”静音”という足かせが無いのでさらに打鍵感と打鍵音を楽しめるようになっています。

もちろん、静音は静音で気持ち良い打鍵感と高い静音性を両立しており、打鍵感と静音性の両方が欲しい場合は静音モデル一択です。

            

そして、このキーボードはソフト面にも力が入っています。

無料でダウンロードできるリアルフォースコネクトから、キーマップ変更機能やAPC機能が使えます。

 

キーマップ変更機能はキーの役割を1つずつ変更できる機能で、例えば"Aキー"を押した際に"Z"と入力させるようなことが可能です。

基本的にはアルファベットの部分はいじりませんが、他の使用頻度が高いキーと低いキーを入れ替えることも可能です。

 

また、APC機能はキーごとに反応する深さを変更できる機能です、0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmまで4段階の設定が可能なのです。

APC機能 引用

引用:https://www.realforce.co.jp/features/

こちらも1つのキーごとに調整可能なので、使用頻度が低いキーは誤作動防止のために深めに、高いキーは浅めに設定することも可能です。

ちなみに、ゲーミングキーボードであるリアルフォースGX1であれば0.1mm~3.0mmの間から0.1mm単位で30段階の調整が可能で、連打力が上がるDynamicモードやFPSでストッピングがしやすくなるKillSwitchというゲームで有利になる機能も付いています。

ゲーム用のGX1はさらに機能豊富です!
キーボードソムリエ
キーボードソムリエ

高級キーボードでもエントリークラスだとソフトウェアで設定できる範囲が狭いので、ここまで設定できるのは最高級キーボードである証だと言えるでしょう。

このようにハード面だけではなく、ソフト面でも優れている部分も多いのがリアルフォースの特徴です。

特にAPC機能が使えるキーボードは少なく、タイピング向けキーボードではリアルフォースぐらいです。

キーボードソムリエ
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タイピング用途では唯一無二です

 

加えてリアルフォースは搭載されている機能の有無によって、バリエーションがたくさんあることが特徴でもあります。

上でも解説したように静音機能が欲しい方は静音モデル、無線接続が欲しい方は有線と両方使用できるハイブリッドモデル、テンキーが欲しい場合はフルサイズモデルを選べます。

他にもキー荷重を30g、45g、偏荷重と選ぶことも可能です。

このように、自分が求めている機能や仕様を選ぶことが可能なので、ハード面とソフト面の両方から自分の好みに染め上げることが可能です。

自分の好みにキーボードを寄せられます
キーボードソムリエ
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ただ、モデル選びが難しくなるというデメリットもあります。モデルの選び方も詳しく解説しているのでご覧ください。

 

HHKBシリーズ

HHKB 日本語配列 英語配列

2つ目の日本語配列が選べる静電容量無接点方式のキーボードはHHKBシリーズです。

価格は最低でも2万7千円、最高級モデルで3万7千円とかなり高額です。しかし最高級モデルにしか静音機能が無いので、実は一番売れているのが最高級モデルという話もあります。

キーボードソムリエ
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僕もその作戦にまんまと引っ掛かりました

            

そんなHHKBですが、以下のような特徴があります。 

  • 気持ち良いキータッチ
  • コンパクトで配列が独特
  • キーマップ変更機能
  • 静音(Type-Sのみ)
  • 無線接続(Hybridモデルのみ)

こちらも静電容量無接点方式で「タイピングが快感」と言われるほどキータッチが良く、耐久性も高いですね。

リアルフォースと同様に一定以上の力を加えると、一気に荷重が抜けるタイプの打鍵感です。

しかし、微妙に味付けが変化しておりHHKBは打鍵時に「ザラザラ」とした擦れる感覚が指に伝わってきて病みつきになるんですよね。

もはや薬物です
キーボードソムリエ
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その打鍵感に加えて「ホームポジションを崩さずに操作する」というコンセプトで作られており、タイピングをするのに特化されているのが特徴です。

それも生半可に特化しているわけでは無く、尖りに尖りまくっているので刺さる方には刺さりまくるキーボードです。 

キーボードソムリエ
キーボードソムリエ
切れ味白ぐらいの刺さります

しかし、ホームポジションを崩さずに操作するために独特な配列になっているのが特徴です。

その最たる例がCapsLockキーの位置にコントロールキーが置かれている点です。

HHKB コントロールキー 位置

配列が変化しているのは使用頻度が高いコントロールキーをホームポジションを崩さずに打てるようにするためです。

他にも半角全角キーや矢印キーの操作方法が変化しているので、今までのキーボードから変更する際に慣れる必要があります。

このようにリアルフォースがキーボードを自分仕様に寄せていくというタイプなのに対して、HHKBは自分をキーボードに寄せていくというイメージですね。

自己中キーボードです
キーボードソムリエ
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また、ホームポジションを崩してタイピングをする必要があるテンキーなどは削減されており、コンパクトサイズの物しかないのも特徴です。

フルサイズ テンキーレス コンパクト 横幅比較

コンパクトサイズなので機能キーはもちろん、F1~F12キーも削減されているので面積が小さいが分かると思います。

削減された分は複数キーの同時押しによって操作する必要がありますが、コンパクトになったことによってキーボードとマウス間の距離が削減でき、持ち運びも可能になります。

ノートパソコン 外付けキーボード

 

このように、使用者がキーボードに慣れていく必要はありますが、慣れてしまえば快適なので元の配列のキーボードを使用するのが煩わしく感じるキーボードです。

それに加えて”快感を感じるキータッチ”があるので愛用者が多いのも頷けます。

 

僕が愛用している理由もキータッチが好きだからですし、タイピングをする作業であれば「HHKBを打ちたい!」という理由で作業に取り掛かれるほど病みつきになります。

実際に他のキーボードを使用するとやる気が出なくて作業に取り掛かるやる気が出ません(笑)

それに、手が疲れにくい形状などの基本的な部分は網羅されており、モデルによって静音性や無線接続、キーマップ変更機能も使えます。

 

もし、HHKBに興味を持った方は僕が2年半愛用して感じたことを忖度無しでレビューしていますので、参考にしてみて下さい。

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あなたはどっちを選ぶ?

ここまででリアルフォースシリーズとHHKBシリーズの特徴を解説してきました。

しかし、この2つは両方とも素晴らしいので、どちらを選ぶか迷う方もいらっしゃると思います。

そこでポイントになるのが「HHKBの独特な部分を受け入れられるか?」という部分です。

 

前項で解説したように、HHKBは「ホームポジションを離さずにタイピングをする」というコンセプトで作られています。

それによって配列などを筆頭に、色々な部分が独特の仕様になっています。

一部の方はこれによって不利益も被る場合もあります。例えば他のキーボードを頻繁に使用する方は、HHKBの配列に慣れてしまうと通常配列のキーボードを使用する際に困惑する原因になります。

他にもおすすめ出来ない方が一定数います。

それが以下のどれかに当てはまる方です。

  • 違うキーボードを頻繁に使う方
  • ファンクションキーを頻繁に使用する方
  • 数字キーを頻繁に使用する方

詳しくはこちらの記事で解説していますが、これらに当てはまる場合はリアルフォースを選んだ方が良いと思われます。

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また、打鍵感も決め手になり得る部分だと思います。

前項でも解説したように、リアルフォースとHHKBは同じような「一定以上の力を加えると、荷重が一気に抜けて底付きする」という打鍵感をしていますが、HHKBはそれに加えて「ザラザラ」とした感触が伝わってきます。

これは好みなので優劣はありませんし、「リアルフォースのタイピングの方が好き」という方と「HHKBのフィーリングの方が好み」という方もいます。

キーボードソムリエ
キーボードソムリエ
たけのこの里ときのこの山みたいな感じです

僕はリアルフォースとHHKBの両方を購入してから打鍵感で愛用するキーボードを決めましたので、もし事前に試し打ちできる環境や触らせてくれる知り合いがいる場合は、打鍵感で決めるのも悪くないと思います。

 

他にもこの2つのキーボードの違いはいくつかありますので、2つで悩んでいる方はこちらの記事もご覧ください。

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静電容量無接点方式は少ない

今回は日本語配列が選べる静電容量無接点方式であるリアルフォースシリーズとHHKBシリーズを紹介しました。

日本語配列が選べる静電容量無接点方式は2つしかラインナップがありませんが、逆に選択肢が絞られることによって選びやすいのではないかと思います。

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