パームレストは手首や腕の疲労を9割以上軽減してくれる効果があり、非常に効果があるアイテムだと言って良いでしょう。
しかし、パームレストは2千円~5千円程するので、実際に効果を体感してみないとなかなか購入に踏み切りにくいと思います。
そこで、どの家にもある物を使うことで、パームレストの効果を誰でも簡単に試してみることが可能です。
今回はパームレストをどの家にもある”アレ”を使って代用する方法を解説します。
こんな方に向けて書いています
- パームレストを買うのが面倒な方
- パームレストを試してみたい方
- パームレストの代用を探している方
パームレストの代用をする方法
それでは、家にある”アレ”でパームレストの代用をする方法を解説していきます。
結論から言いますと、アレというのは「本」または「タオル」です。
本で代用する方法
まずは最初に本で代用する方法です。
あなたの家に読み終えた雑誌や本棚で眠っている専門誌がある場合は、これをキーボードの前に置いて使用することでパームレストの代わりにすることが可能です。
僕はパームレストを購入するまでの半年間はこの状態で使用していました。
本を重ねているのはパームレストに適切な高さがあるからです。(後述)
あなたもご存知の通り本は意外としっかりしているので、手首からもしっかり感が伝わってきます。
肌触りは違いますが、このしっかり感は木のパームレストを彷彿とさせる感覚で、製品のパームレストと比較しても遜色ない使い心地です。
ただし、フルサイズキーボードなど横幅が大きいキーボードに使う場合は同じ厚みの本を複数用意する必要があります。
シリーズ物だと同じ厚みになる傾向がありますが、「丁度良い厚みかつ、それが数冊ある」という2つの条件を満たす本は意外と見つからないかもしれません。
厚みが合う本があれば製品に劣らない使用感を試せる
タオルで代用する
2つ目はタオルで代用する方法です。
こちらの方法は良い厚みの本が無かったり、タオルの柔らかみがある感触が好きな方も向いています。
それに、最近は電子書籍が普及していますし、良い感じ厚みを持った本が見つからないこともあると思います。
対してタオルは生活必需品なので99.9%の家で見つかると思います。
この方法も本と同様に簡単で、タオルを折りたたんでキーボードの前に置くだけです。
畳み方の指定は無いので、厚みさえ合っていれば適当でも構いません。
ちなみに個人的にはライブで購入できるマフラータオルを使用すると、キーボードに対して丁度良い厚みになるのでオススメです。
それに、好きなアーティストのタオルを置くとモチベーションが上がります!
タオルは柔らかいので本と比較すると安定感が劣るというデメリットはありますが、代用する分には十分なので是非とも試してみてください!
タオルを折りたたんで置くだけ!
本とタオルの両方使う
さらに本とタオルの両方を使用する方法もあります。
下に本を置いてその上にタオルを置くことで、本のしっかり感とタオルの柔らかい感触の良い所取りが出来ます。
可能であれば本とタオルの組み合わせが最も良い
このように本とタオルという自宅にあるものだけでパームレストの代用が可能です。
そして、代用ではあるもののパームレストとしての役割はしっかりと担ってくれるので、パームレストの効果を試してみたい時に参考にしてください!
パームレストを代用する際の注意点
パームレストの代用は簡単にできますが、いくつかのポイントや注意点もあります。
次に本やタオルで代用をする際の注意点を解説します。
- パネルの高さを目安に調整する
- 最低限ホームポジションをカバーできれば良い
- 大切な物は使わない
パネルの高さに調整する
パームレストを購入する際にも使える知識ですが、実はパームレストにも丁度良い高さがあるのです。
低すぎるとシンプルに効果が十分に発揮できませんし、高すぎると逆に指が動かしにくくなってしまいます。
では、どれくらいがちょうど良い高さなのでしょうか?
それはキーボードのパネルの高さより少し低いくらいがちょうど良いです。
とはいっても、本やタオルでは厳密な高さ調整は難しいので、大体キーボードのパネルの高さぐらいであれば大丈夫です。
ただし、横から軸が見えるフローティングデザインはパネルが通常の物と比べて低いので、パネルの高さより少し上を狙うと丁度良いと思います。
とはいっても、体格やキーボードによって少しずつ変わってくるので、「親指が動かしにくい」と感じる場合はもう少し薄くしてみると良いでしょう。
また、タオルを使う場合は少々厚みがあっても手の重さで沈み込みますし、あくまで代用なのでそこまで気にする必要はありません。
厚みはパネル部分より同じか少し低いぐらいが良い
全幅をカバーしなくても良い
キーボードにはいろいろなサイズがあり、一般的な物だとフルサイズ、テンキーレス、コンパクトがあります。
この画像だと上がフルサイズ、下がコンパクトサイズですね。
一番下のコンパクトサイズであればキーボードの横幅を全てカバーできますが、テンキーレスやフルサイズを使っているとすべてをカバーするのは難しいです。
フルサイズだと横に並べるために同じ厚みの本を見つけるのも大変ですし、タオルもサイズによっては横幅が足りなくなることもあると思います。
そんな場合は矢印キーやテンキー以外はカバーせずに、ホームポジション周辺だけを置くと良いでしょう。
正直、タイピングをする場合は矢印キーやテンキーの使用頻度が低いので、パームレストが無くてもそこまで変わりません。
ホームポジションとテンキーを行き来する頻度が高い場合は全てをカバーした方が快適ですが、そこまで使用頻度が高くない場合はタオルや本をずらすだけで事足りると思います。
ちなみに、ホームポジションだけカバーする場合は横幅が20 cm×110 cmのマフラータオルが横幅と厚みが丁度良くなるのでおすすめです。
ホームポジションの部分だけカバーできれば良い
大切なものは使わない
3つ目大切なものは使わないということです。
これは当然ですが、パームレストとして代用しているとだんだん傷んで来たり、汚れてきたりします。
僕は半年間もの間本をパームレストとして使用していましたが、真ん中の緑の本の表紙はザラザラしているタイプの物でした。
すると、だんだん摩擦で表紙が削れてきましたし、風呂上りに使っていると水を含んでシワになってしまっています。
表面がツルツルしているタイプの表紙だと耐久性はありますが、それでも長期間使っていると痛むのは変わりません。
タオルは毎日洗濯しないのでそこまで傷まないとは思いますが、長期間使用しているとやっぱり傷んでくるので、保存用に買ったタオルなどを使うのは辞めておいた方が良いでしょう。
まとめると、大切にしている本やタオルを使うのはやめておいた方が良いですし、使うにしても短期的にするのが良いですね。
保存しておきたい本やタオルを使うのは辞めておく
以上が代用パームレストを使用する際の注意点です。
製品版のパームレストを使用する際には高さや横幅は大事ですが、今回は代用なので大体で大丈夫だと思います。
代用パームレストも快適!
今回は家にある本やタオルでパームレストの代用をする方法を解説しました。
本もタオルも家にあるものを使っているので今すぐ代用することが可能ですし、タオルに至ってはかなり手軽に試してみることが可能だと思います。
市販のパームレストを比較すると使い心地が劣る部分もありますが、代用するぐらいであれば十分に使っていけるので今すぐ試してみることをおすすめします。
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