リアルフォースシリーズは紛れもなく良いキーボードで、打鍵感の良さ、疲労感の軽減、拡張性の高さなど様々なメリットがあります。
しかし、疲労感の軽減効果を発揮するには条件があり、それが「パームレストを使用する」という条件です。
使わないと逆に「前のキーボードよりも疲れてしまう、、、」ということは普通にありますので、リアルフォースを使うなら必須のアイテムです。
今回はリアルフォースにリストレスト(パームレスト)が必須である理由と、選び方、おすすめのパームレストを解説していきます。
こんな方に向けて書いています
- リアルフォースを購入予定の方
- リアルフォースのパームレストを選んでいる方
- おすすめのパームレストが知りたい方
リアルフォースにはパームレストが必須!
パームレストが必須である理由は、本体に厚みがあるからです。
リアルフォースに限らず高級キーボードはストローク量を確保するために、本体に厚みがある傾向があります。
リアルフォースを横から見ると分かりやすいのですが、低い所だと2センチ、高いと4センチに達します。
本体に厚みがあるキーボードをパームレストなしで使おうとすると、手首を持ち上げるようにしてタイピングする必要があります。
このような状態だと主に2つの不利益があります。
- 単純に疲れやすくなる
- ミスタイプが増える
この2つはタイピングにおいて最も重視するべき部分であり、打鍵感よりも大切だと言える部分です。
単純に疲れやすくなる
手首を持ち上げるということは、常に手首に力を入れた状態を保持する必要があります。
そんな状態でタイピングをしていると、当然ながら手首に疲れが溜まります。その他には腕にも疲労が来るので結構しんどいです。
特に毎日タイピングをする必要がある場合は、そのまま腱鞘炎になることもあります。
仕事でのタイピングが多い方は腱鞘炎になったとしても、そのままの状態でタイピングをする必要があるので、さらに悪化してしまう可能性が非常に高いです。
僕もパームレストを使い始める前は手首に慢性的な疲れを感じていましたが、パームレストを使い始めてから1万字の文書を作成しようが手首の疲れは全く感じなくなりました。
本当に腕と手首に疲労が溜まらないので、「早くパームレストを買っておけば良かったなー」と思っています。
パームレストが無いと腕と手首が無駄に疲れる
ミスタイプが増える
2つ目はミスタイプが増えるという不利益があります。
パームレストが無い状態で奥側のキーを押そうとすると、手を浮かせてキーを迎えに行く必要があります。
タイピングに慣れてくると半タッチタイピングのように、指がキーの位置を覚えて感覚を使って打てるようになってきますが、手を浮かせると手の位置が固定されなくなるので、感覚で打つ際の精度が低くなってしまいます。
それに加えて、奥側のキーを押す際に手のひらが手前のキーに触れてミスタイプに繋がるパターンもそこそこあります。
ミスタイプは効率が下がる原因になるだけでは無く、メンタル的にも良くないのでお金で減らせるミスタイプは減らしておくことをオススメします。
パームレストが無いと指が安定しない
このように、パームレストが無い状態でタイピングして良いことはありませんので、やっぱり必須であることが分かります。
パームレストは数千円するので、手首のクッションとして考えると少し高いかもしれませんが、リアルフォースの価格と比較すると安いものです。
せっかく高級なリアルフォースを検討 or 使っているのであれば、その魅力が最大限に発揮された状態でタイピングしたいと思いませんか?
とは言え、実際にパームレストを使ってみないとイマイチ効果を想像しにくいと思います。
実はパームレストは自宅にあるもので代用することが可能なのです。
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家にあるもので代用してパームレストの快適さを味わってみるのがおすすめです。
パームレストの選び方
次にリアルフォースで使用するリストレスト(パームレスト)を選ぶ際のポイントを解説します。
実はパームレストはなんでも良い訳ではなく、キーボードとの相性があります。
相性が良くないパームレストを購入すると、違和感が生まれて微妙に使いにくくなるので注意が必要です。
パームレストも安くはないので、最初からきちんと選んで購入しましょう。
選ぶ際に注意したいのが以下の3つのポイントです。
- パームレストの厚み
- パームレストの横幅
- 滑り止めの有無
パームレストの厚み
1つ目はパームレストの厚みです。
パームレストはそれぞれ微妙に厚みが異なっており、これがキーボードとの相性にダイレクトに影響します。
それゆえ、パームレストを選ぶ際に最も大事なポイントです。
薄いパームレストだと疲労軽減効果を最大化できませんし、反対に厚すぎても指を動かしにくくなります。
パームレストの手首を置く部分とキーボードのパネルの高さが同じか少し低いくらいになるように選ぶのが大切です。
リアルフォースは机からパネルまでの厚みは約20mmなので、20mm~17mmぐらい物を選べば良いということですね。
ちなみに僕が初めてパームレストを購入した際には、5mmも分厚い25mmを選んでしまったのでかなり使いにくかったです(笑)
リアルフォースには20mm~17mmのパームレストが丁度良い
もし「親指が動かしにくい」と感じた場合は、キーボードとパームレストを少し離して使用すると違和感が緩和されます。
体格には個人差がありますので、僕が紹介した範囲内のパームレストを購入して「なんか親指が動かしにくい」と思った場合は試してみて下さい。
パームレストの横幅
2つ目はパームレストの横幅です。
キーボードにはフルサイズ、テンキーレス、コンパクトサイズと様々なサイズがあるので、パームレストもそれに合わせて様々な横幅から選べるようになっています。
リアルフォースにはフルサイズ(テンキー付)とテンキーレスの2つのサイズがありますので、自分に合った幅の物を選ぶ必要があるということですね。
こちらは相性とかは特にありませんが、当然ながらフルサイズのリアルフォースにテンキーレスサイズのパームレストを買ってしまうと横幅が足りずに悲しいことになってしまいます。
注意点として、パームレストによっては「フルサイズ」とか「テンキーレスサイズ」という表記では無く、「Mサイズ」とか「Lサイズ」と呼ばれている場合もあります。
大体はMサイズがテンキーレスサイズ、Lサイズはフルサイズなので、間違えてコンパクトサイズを指す「Sサイズ」を選ばないようにする必要があります。
横幅に合ったものを選ぶ必要がある
滑り止めがあるものを選ぶ
3つ目は滑り止めがあるものを選ぶことです。
滑り止めが無いとタイピングをしている際にパームレストが動いて安定したタイピングが出来ません。
基本的には滑り止めが付いているものがほとんどですが、一応付いていることを確認しておきましょう。
また、中には滑り止めが付いていても効果が微妙の物もありますので、レビューを見て「本当に滑り止めが効くのか?」という点も確認しておくと良いでしょう。
滑り止めが効くのかも確かめよう!
以上がパームレストを選ぶ際に気を付けるべきポイントです。
特にキーボードとの相性を決めるのは1つ目の厚みなので、厚みを第一に選びましょう。
また、今回は紹介しませんでしたがパームレストは色々な素材の物から選べます。
木製の物もあれば、革っぽい素材、プラスチック、ひんやりするタイプなど色々あります。
素材については特におすすめとかはありませんので、自分が好きなものを選ぶと良いと思います。
おすすめのパームレスト2選!
とはいっても、上記の条件を満たしたものを探すのは面倒です。ということで上の3つの条件を満たしているパームレストを2つ紹介します。
紹介するパームレストは両方とも僕が実際に購入したものなので、体格の差はあれど「明らかに失敗だ」ということは無いと思います。
Faluber 木製リストレスト
1つ目は木製パームレストであるFaluberの木製リストレストですね。
このパームレストは厚みが丁度20mmとドンピシャで、剛性も高く滑り止めも強力なので非常に安定したタイピングが可能です。
木製なので温かみと柔らかさがあり、天然由来の肌触りを感じ取ることが可能です。
そして、なんといっても耐久性は非常に高く、一度購入してしまえばほぼ一生モノです。
リアルフォース自体も十年以上使える耐久性を持っているので、そういう面でも非常に相性が良いと言えます。
加えてバリエーションも非常に豊富です。
画像の物はブラックで漆塗りタイプのものですが、他にも無垢材のウォールナットやブラックチェリーなどから選べます。
ウォールナットやブラックチェリーは高級木材とも言われており、だんだんと色に深みが出てくるエイジングも楽しめるので”育てていく楽しみ”も魅力の一つですね。
サイズはS、M、Lの3種類があり、テンキーレスモデルはMサイズ、フルサイズキーボードはLサイズを選びましょう。
価格は時期によって変動する可能性がありますが、2千円~3千円程度で購入できます。
なお、下のAmazonページではサイズや色を選ぶボタンがありますので、それをきちんと選んでカートに入れましょう。
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こちらはウレタン製の低反発の素材でできており、手首を優しく包み込んでくれるのが特徴です。
柔らかな肌触りが好きな方はこちらも良いと思います。
このパームレストはフィルコが出しているマジェスタタッチ(メカニカルキーボード)用のリストレストですが、厚みが17mmなのでリアルフォースR3との相性も悪くありません。
滑り止めは少し頼りない感じもしますが、普通に使っている限りでは十分です。
色もたくさんの種類から選ぶことが可能でサイズや厚み、色違いなどたくさんのバリエーションがあります。
数年程度で劣化してくるので木製ほどの耐久性はありませんが、価格は2千円程度とパームレストとしては安価で手も出しやすいのが嬉しいポイントです。
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以上が当サイトおすすめのパームレストでした。特に木製パームレストは一つ持っておくと、一生使えるので特におすすめです。
そうだ、パームレスト買おう。
今回はリアルフォースR3にリストレスト(パームレスト)が必須である理由と、パームレストの選び方を解説しました。
せっかくの高級キーボードのリアルフォースなので、やっぱり魅力を最大限に味わいたいものです。
選ぶ際には少し注意が必要な部分もありますが、メリットしかありませんし疲労軽減効果のコスパも非常に高いです。
パームレストを使ったことが無い方は家にあるもので代用できますので、一度試してみることをおすすめします。
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リアルフォースの購入はコチラ!
リアルフォースはバリエーションがたくさんあるのが魅力ですが、バリエーションがありすぎて通販サイトではお目当てのモデルが見つかりにくいという難点もあります。
そこで、モデル探しやしやすいようにそれぞれのモデルごとにまとめています。
もちろん、Amazonリンクは東プレの正規販売品なので安心してご購入いただけます。
楽天のリンクは仕様上正規販売品を選んで頂く必要があります
リアルフォースGX1はコチラ!
静電容量無接点式でゲームがしたいならGX1一択!
配列とキー荷重はリンク先で選べます
リアルフォースR3はコチラ!
有線接続に加えて無線接続が選べるR3ハイブリッドモデルはコチラです。
テンキーの有無、キー荷重はリンク先で選べます
▼ブラックカラー▼
▼ホワイトカラー▼
リアルフォースR3Sはコチラ!
有線のみであるがスタイリッシュでカッコイイデザインのデザインのR3Sはコチラ!
テンキーの有無、カラー、キー荷重はリンク先で選べます
▼静音モデル▼
▼標準モデル(非静音モデル)▼