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HHKBの静音モデルであるType-Sの違いは?2年愛用の僕が解説!

HHKB Professional Hybirid Type-S 違い レビュー

現在のHHKBには配列違いや色違いを除外すると3つのモデルがあり、高級キーボードと呼ばれるにふさわしい価格が付いています。

そして、その3つのモデルで最も高価で最も売れているモデルがHHKB Professional Hybrid Type-Sです。

価格が約3万7千円と非常に高価なのにも関わらず、売れているので驚きですよね。

        

しかし、これは最高級モデルであるType-Sにだけ付いている機能を知れば、あなたにも理由が分かるでしょう。

キーボードソムリエ
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Type-Sが欲しくなると思います^^

            

この記事を執筆している僕はHHKBのType-Sを2年間愛用しており、HHKBに関してかなり詳しい自負があります。

きっとHHKB Type-Sを検討しているあなたに役立つ情報を提供できると思います。

ということで今回はHHKB Professional Hybrid Type-Sの違いと、向いている方の特徴を紹介します。

こんな方に向けて書いています

  • HHKB Professional Hybrid Type-Sが欲しい方
  • HHKB Type-Sの違いやおすすめの方の特徴が知りたい方
  • HHKB Type-S愛用者の視点が知りたい方
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HHKB Professional Hybrid Type-Sの違い

最初に最高級モデルであるHHKB Professional Hybrid Type-Sの違いについて解説していきます。

現在のラインナップではHHKBは3種類あり、以下のようにグレードが分かれています。

・HHKB Professional Classic(25950円)
・HHKB Professional Hybrid(31900円)
・HHKB professional Hybrid Type-S(36850円)

実は前には他にもありましたが、統合されてこれだけになりました。

後はそれぞれ英語配列と日本語配列の配列違い、色や刻印の有無の違いがある程度です。

          

3つのモデルがあると当然ながら比較対象によって違いも変わりますが、今回は最もベーシックなHHKB Professional Classicと比較していきます。

このモデルはHHKB独特の配列や中毒性のある打鍵感などHHKBのエッセンスを味わえますが、機能は有線接続のみと機能に少し物足りなさを感じる部分もあります。

      

それがType-Sになると以下のような4つの機能が追加されます。

  • Bluetoothでの無線接続(Hybrid)
  • キーマップ変更機能(Hybrid)
  • 静音機能(Type-Sのみ)
  • タイピング高速化(Type-Sのみ)

グレードが高くなっていくにつれ、HHKBの基本的な魅力に加えて便利な機能が追加されていくイメージです。

車のグレードみたいな感じです
キーボードソムリエ
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それでは、4つの違いについて詳しく解説していきます。

Bluetoothでの無線接続

HHKB 無線接続

1つ目はBluetoothを利用して無線接続が可能です。

これに関してはHHKB Professional Hybrid Type-Sだけではなく、真ん中のグレードであるHHKB Professional Hybrid も同様の機能が付いています。

有線接続と無線接続の両方が利用できるので、両方が使用できるという意味の「Hybrid」が付いています。

 

そして、ただ単に無線接続が可能なだけではありません。

4つまで無線接続先を登録することが可能で、それをコマンド一つで切り替えながら使用することが可能なのです。

キーボードソムリエ
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1秒以内で切り替え可能です!

複数台PCを所有している方はその都度ペアリングをし直す必要が無くなるので非常に便利です。

特に接続先を変更しながら複数台のPCを同時に操作することで、手を別のキーボードに移動する手間が無く、別のキーボードを用意する必要さえありません

         

また、無線接続先4つに加えて、有線接続も利用できるので最大5つのデバイスを同時に操作できます。

パソコンAから有線接続で電力を供給しながら、Bluetoothで別のパソコンBを操作することも可能なので、非常に自由度が高い機能だと言えるでしょう。

無線接続機能についてはさらに詳しく掘り下げている記事があります。気になっている方は是非ともご覧ください。

HHKB 無線接続 サムネ
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外観的な特徴としては筐体の後ろ側に電池ボックスが付いています。

HHKB 電池ボックス

無線接続時には電力を外部から供給できないので、単三電池2本から電力を供給しています。

上から見たシルエットに出っ張りがあるので人によっては「ダサい」と感じる方もいるそうですが、個人的にはタイピングをする際には隠れて見えないので気になりません。

確かに上から見たらダサい
キーボードソムリエ
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というか、そもそも何故電池駆動なのでしょうか?

最近の無線接続のゲーミングキーボードはバッテリー駆動が採用されていることが多いので、技術的には可能でしょう。

普通に考えたら時代遅れと考えてしまいます。

      

しかし、「電池駆動」はHHKBのこだわりポイントでもあるのです。

内蔵バッテリーは劣化するので、あえて電池が使われています。

HHKBはキースイッチの非常に耐久性が高く、かなりヘビーに使用しても十年スパンで使える耐久性があります。

キーボードソムリエ
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計算上はほぼ一生モノです

それなのにバッテリーを使用すると、キースイッチが寿命を迎える前にバッテリーが寿命を迎えてしまいます。

スマホのバッテリーが数年で容量低下するのを、実際に体感した方も多いと思います。

僕のiPhoneも20%容量が減ってます
キーボードソムリエ
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このように、バッテリーだと数年程度で劣化するので、劣化することが無い電池方式があえて採用されているということなのです。

 

電池の持ちは設定にもよりますが、単三電池2本で約3か月前後です。

長持ちではありませんが、デスクや家など決まった場所で使用する場合は有線接続しておけば、電池の減りが緩和されます。

キーボードソムリエ
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有線を併用するとかなり持ちます

有線に加えて無線接続も利用でき、登録すればすぐに切り替え可能

キーマップ変更機能

HHKB キーマップ変更ツール

2つ目はキーマップの変更機能です。

これもType-Sだけでは無く、Hybridモデルでも使用可能な機能です。

キーマップ変更機能はソフトウェアなので影は薄めですが、結構使える機能でもあります。

HHKBは純正状態でも十分効率的ですが、全ての人にとって合理的な配列ではありません。

90%ぐらいの快適度です。
キーボードソムリエ
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さらに自分でキーマップをいじることによって、自分にとって完全なHHKBが完成するのです。

人によって使い方は異なるので当たり前なので、さらに自分に最適化するのに役立ちます。

       

それに、HHKBのキーマップ変更ツールはシンプルで視覚的にも分かりやすいので、非常に扱いやすいです。

キーマップを変更するためのソフトはHHKBの公式サイトで入手できるので、購入した場合は触ってみると良いと思います。

無線モデルはキーマップを変更できる

ちなみに日本語配列の場合はスペースキーの両隣りにある変換・無変換キーをFnキーに変えるのがおすすめです。

これによって親指でFnキーを押せるようになるので非常に便利です。

▼詳しくはコチラ▼

HHKB キーマップ変更 使い方 サムネサイズ
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静音機能

3つ目はタイピングの音が静かという点です。

Type-SというのはSilentの頭文字から来ています。

これこそが最上級モデルを選択する際の決め手になり得る機能ですね。

キーボードソムリエ
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僕も静音目当てでType-Sにしました

恐らくHHKBでもType-Sが最も売れているのはこれが理由でしょう。

     

家でのみ使用する場合は音に気を遣う必要はありませんが、会社や周りに人がいる環境で使用する場合は静音性が求められます。

タイピング音がうるさいと他の人の集中を邪魔してしまいますし、悪い意味で目立ってしまいます。

             

僕は過去にメカニカル式の中でもまだ静かな茶軸のキーボードを持ち運んで作業しましたが、音が響いて作業どころではありませんでした。

そんな状況でもHHKBのType-Sであれば周りの迷惑にならない音量に抑えられます。

実際に僕はノートPCにHHKB Type-Sを繋げてカフェやオープンスペースで作業をしています。

コンパクトキーボード 持ち運び 俺
この記事もオープンスペースで書いてます(笑)
キーボードソムリエ
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このように、色々な場所で気兼ねなく使えるのがType-Sのメリットです。

静音性が高く、他の人の邪魔になりにくい

ちなみに、HHKB公式オプションの吸振マットでさらに音が静かになります。

キーボードソムリエ
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ついでに打鍵感も良くなります!

これは底付き時に発生するノイズと反響を吸収してくれるからですね。

吸振マット装着済みと未装着のHHKBを2台用意して打鍵感と音を比較した記事があります。

結果を知りたい方はこちらもご覧ください。

HHKB 吸振マット レビュー サムネ
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タイピングの高速化

4つ目はタイピングの高速化です。

実はType-Sの"S"はSilentだけでは無く、Speedも表しているのです。

意外と知られてない機能ですよね
キーボードソムリエ
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これは底付き距離が0.3mm短縮され、往復で0.6mm分だけ早くタイピングできます。

通常のHHKBは底付きまで4.0mm、Type-Sは3.7mmなので、1割弱程度削減されることになります。

HHKBでタイピング速度を追求したい場合はType-Sを選んだ方が有利になるということですね。

キーボードソムリエ
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正直あまり変わりませんけどね

これ単体では決定打にはならないので、おまけ程度として考えておけば良いと思います。

底付き距離が短くなり高速打鍵に若干有利

 

以上の4つがHHKBのベースグレードと最高級グレードを比較した際の違いでした。

特に静音性と高速タイピング性はType-Sだけの特徴なので、この2つがモデル選びのカギになります。

Type-Sが向いている方

根も葉もないことを言うと、HHKB Professional Hybrid Type-Sは全ての機能が付いているので、価格さえ許容出来たら「大は小を兼ねる」という発想ですべての人におすすめ出来ます。

無くて困っても、有って困ることは無い!
キーボードソムリエ
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しかし、Type-Sにだけ付いている機能を活かせる環境と必要ない環境があります。

出来るだけ価格を抑えたい方にとっては、必要ない機能は省いて安く済ませたいものですからね。

ということで、最後にHHKB Professional Hybrid Type-Sの機能を"活かせる方"の特徴を3つ紹介します。

Type-Sで幸せになる方

  • 他人がいる空間で使う方
  • HHKBでタイピング速度を追求する方
  • 最高グレードが欲しい方

他人がいる空間で使う方

1つ目は他人がいる空間で使う方です。

大きなタイピング音は他人の迷惑になる場合があります。

皆さんも「同僚のエンターキーを叩く音がうるさい」という話を聞いたことがあるように、大きなタイピング音は周囲の反感を買う可能性があります。

まあ、会社無いの顔見知りならまだセーフかも知れませんが、不特定多数が利用するカフェやラウンジであればなおさらです。

他の人がいる空間で使用する場合は静音性が高いキーボードを選ぶ必要がありますね。

そうなると、静音機能が付いているType-Sに自動的に決まります。

キーボードソムリエ
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PFUは商売上手♪

Type-Sならカフェやラウンジなど少しガヤガヤしている空間であれば、そこまで迷惑にはなりません。

静音性が欲しいならType-S一択

ただし、実はノートパソコンに付いているキーボードの方が静かで、純正状態のType-Sでは不十分の場合があります。

さらに静音性を高めたい場合は吸振マットを装着することで、ノートパソコンと同等かわずかに小さい程度の大きさになります。

吸振マットはかなり効果があります!
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また、Type-SはHHKBの中では持ち運びに最も向いていますが、実はHHKB自体が持ち運びに向いていません。

出来なくはないですが、持ち運ぶには少し不便でもあります。

持ち運びを考えている方はこちらも記事もご覧ください。

HHKB 持ち運び サムネサイズ
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HHKBでタイピング速度を追求する方

2つ目は"HHKBで"タイピング速度を追求する方です。

Type-Sはその他のモデルと比較して若干キーストロークが短いのは前述の通りです。

個人的にはほとんど違いを感じませんが、物理的には有利です。

そのため「HHKBでタイピングゲームを追求しよう!」という方はType-Sを選ぶと少し有利になります。

キーボードソムリエ
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寿司打の高級コースで1皿増えるぐらいの差

ただ、タイピング速度はキーボードよりも練習による部分が多いです。

そのため、練習モチベーション向上するキーボードを選んだ方が良い結果が得られると考えています。

        

欲しいモデルがType-Sであればそれで良いですが、他に欲しいキーボードがある場合は「タイピングに有利だからType-S」と言う風に選ぶのはおすすめしません。

僕のタイピングスコアもHHKB Type-Sで出しましたが、使い慣れているから使っているだけであって、他に有利なキーボードはあります。

HHKBでタイピングゲームをするならType-S

最高グレードが欲しい方

3つ目は最高グレードが欲しい方です。

例え静音性が必要無くても「Type-Sが欲しい!」と思っているならば、妥協してしまうとモチベーションに影響します。

確かにHHKBはキー配列が効率的ですが、僕が最も役立っていると感じているのは「モチベーション上昇効果」です。

キー配列で削減できる時間は知れていますが、モチベーションは1、2時間単位で無駄な時間を削減してくれます。

それなのに妥協してしまうと、せっかくのモチベーション上昇効果が半減してしまいます。

僕がブログを継続してる3割ぐらいはHHKBのおかげ
キーボードソムリエ
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ここまで解説した内容を無に帰してしまうようなことを言いますが、「おすすめのキーボードはあなたが欲しいキーボード」です!

お気に入りのキーボードを選んで普段のモチベーションを底上げしましょう!

Type-Sが欲しいと思っている方はType-Sにしましょう!

         

以上がHHKB Professional Hybrid Type-Sが向いている方の特徴でした。

Type-Sが欲しいならType-Sを選ぼう!

今回はHHKB Professional Hybrid Type-Sの違いと、機能を活かせる方の特徴を紹介しました。

Type-Sは静音性が高く、タイピングスピードに若干有利になるという違いがありました。

特に静音性の高さは他の人がいる空間で使用する場合は決め手になりますね。

          

しかし、僕が本当に言いたいことは「Type-Sが欲しいならType-Sを選ぼう!」という言葉に集約されています。

Type-Sでネックになるのは価格だけで、機能は全て付いています。

一度買ってしまえば機能面で困ることは全くありません。

某賭博マンガのハンチョウも「買わなかったType-Sがチラついてさ.....全然スッキリしない....!心の毒は残ったままだ」って言ってました(ハナホジー)

まとめると、高いモノだからこそ妥協はしない方が良いということですね。

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