
HHKBはホームポジションから届かない範囲のキーが削減されているのが特徴で、タイピングをすることに特化した配列であることはあなたもご存知だと思います。

僕はHHKB以外にも高級キーボードを購入してきましたが、HHKBを超えるキーボードは見つからないので、結局1年半以上愛用しています。
これは、僕がブログ執筆という用途で使用しており、タイピングに特化しているHHKBと相性が良いからです。
しかし、一定の用途に特化しているということは、他の用途に合わない配列とも言い換えることが可能で、僕に合ってもあなたに合わない可能性もあるのです。
恐らくHHKBの購入を検討しているほとんどの方が、「本当に自分に合っているのか?後悔しないか?」という点で悩んでいると思います。
特にHHKBの最高級モデルは3万7千円ほどするので、購入後に「合わなかった、、、」と後悔するのは避けたいものですよね。

個人的には「ネットの情報だけでは完全に失敗を防ぐことは不可能」と考えていますが、「ある程度まで失敗確率を下げることは可能」とも考えています。
この記事でHHKBに向いている使用用途、逆にやめた方が良い用途を知ることで、失敗する確率を下げていきましょう。
それでは、HHKBの用途別でおすすめ度合いを紹介してきます!
こんな方に向けて書いています
- 「自分に合うのかな?」と悩んでいる方
- HHKBを検討している方
- HHKBを本気で検討している方

タイピング用途→おすすめ!
最もHHKBが向いている用途は文章作成やプログラミングのコードを書くことです。
具体的にはブロガー・ライター・プログラマーや仕事で文書作成を頻繁にする方です。
HHKBはまさにこれらの用途で使用する方のためのキーボードであり、タイピングをたくさんする方には非常におすすめです。

オススメする理由は以下の3つの恩恵が受けられるからです。
- タイピングの疲れが軽減
- ポジションを崩さず快適
- 気持ち良い打鍵感でモチベーションUP
タイピングの疲れが軽減
1つ目の理由は「タイピングの疲れが軽減される」ということです。
HHKBは様々な部分に疲労を軽減する工夫がされており、同じタイピング量でも疲労感が軽減されています。
僕はHHKBを使用する前は千円程度のキーボードを使用していましたが、HHKBに変更してからタイピングの疲労感が軽減されて大量に文字をタイピングする際の効率を保ちやすくなります。
毎日5千~1万文字のブログ執筆やタイピング練習をしていた時期でも、指の疲れは少なく慢性化しませんでした。

とはいえ、高級キーボードなら疲労軽減効果は最低条件です。
次からの利点がHHKBを購入する際の大きな検討材料になってくるでしょう。
毎日大量にタイピングしても慢性化しにくい
ポジションを崩さず快適
2つ目は「ホームポジションを崩さない配列なので快適になる」ということです。
これはHHKB独自のメリットで魅力を感じさせる要素のうちの1つです。
ただし、このメリットは誤解されている部分もあると考えています。
HHKBの配列を体験したことが無いと「快適になるのは分るけど、本当にそんなに効果があるの?」と疑問に思う方も多いと思います。
通常配列しか使ったことが無い場合はホームポジションを崩すのは当たり前ですし、配列によって短縮できる時間は知れていますからね。

しかし、一度HHKBの配列に慣れてしまうと抜け出せなくなります。
これはホームポジションが崩れるのは当たり前である反面、面倒なことでもあるからです。
HHKBに触れてこれらの面倒が削減された状態に慣れてしまうと、一般的なキーボードでは当たり前のことが邪魔くさく感じてしまうのです。
スマホのロック解除を顔認証でしていると、前は普通だったパスワードでの解除が面倒に感じるようなものです。
これによって「一度慣れてしまうと元のキーボードに戻れない」という現象が発生するのです。
特に文章作成やコードを書いていると矢印操作をする機会が多く、矢印操作のために大きく手を動かす面倒が削減されることで精神的に快適になるのです。
また、コンパクトサイズであるがゆえにマウスに手を伸ばす際の移動距離が削減されるのも快適ポイントです。

フルサイズキーボードを使用している方の場合はマウスを使うごとに30cmの移動距離を削減できます。

ちょっとした面倒が解消して精神的に快適になる
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気持ち良い打鍵感でモチベUP!
3つ目はタイピングが気持ち良く、モチベーションが生まれるという点です。
「なんだよ、気持ち良いとか感情論かよ!」と思うかもしれませんが、僕が最もHHKBを買って良かったと思っている点ですし、HHKBを選んだ決め手でもあります。

僕は静電容量無接点式のリアルフォースも使用しており、そのあとにHHKBを購入したのですが、「どちらをメインに使用するか、、、、」となった際に決め手になった理由がタイピングの感触です。
実はHHKBを使い始めた理由は配列でもなく、コンパクトさでもなくタイピングの感触だったんですよね。

もちろん、リアルフォースの打鍵感も好きですが、個人的にHHKBの方が好きだったということです。
リアルフォースとHHKBの打鍵感は優劣でなく好みの問題です。
皆さんは何かに取り組む際に、やる気が出ずに始めるまで時間がかかったけど、一度始めたら意外と集中できたという経験はありませんか?
ご存知の方もいるかもしれませんが、一度を始めたら脳内物質がでて作業に集中できるようになるんですよね。
正直言って、始める前の時間は無駄ですよね。
では、「タイピングの感触を味わいたい」という”きっかけ”があればどうでしょうか?
僕は過去にライターをしており、その時代は1000円程度の安いキーボードを使用していましたが、全然作業に取り組めませんでした。
しかし、HHKBにした後は納期というブーストが使用できないブログでも、「気持ち良いタイピングをしたい」というきっかけがあるので継続出来ました。
実はこのブログ以外にも2つのブログを持っており、全てを合わせたら280記事ぐらい書いていますし、5千~1万文字の記事をほぼ毎日投稿していた時期もあります。
これが出来た理由の半分くらいはHHKBの打鍵感のおかげです。
HHKBは高額ですが、モチベアップ効果によって時間を節約できるという大きなメリットがあります。
取り掛かるまでの時間と自分の時給を掛けてみたら、あなたにもHHKBの価格以上の価値を見出せるのではないでしょうか?
モチベーションが爆上がりします!
HHKBが気持ち良い理由についてはコチラ!
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また、ライターやブロガーの方に向けて、僕自身がライターやブログをしている中で感じたHHKBのメリットを更に詳しく書いています。
ブロガーやライターの方でHHKBを迷っている方はご覧いただくと、さらに詳しく分かって頂けると思います。
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削減されたキーを使う方→要検討
次にHHKBの購入をよく検討した方が良い用途について解説していきます。
これは「ナシではないが、胸を張っておすすめとも言えない」という微妙なラインです。
- ゲーム用途の方
- ショートカットを多用する方
- 数字入力が多い方
これらに当てはまる方は個々の状況によっておすすめ度は変化します。

ゲーム用途の方
1つ目はゲーム用途で使用する場合です。
特にゲームに力を注いでいる方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。

というのも、HHKBがタイピングをするのに特化しているように、ゲームに特化したゲーミングキーボードに勝てるはずがないからです。
ゲーミングキーボードの最上位モデルには通話アプリと同期できたり、反応する深さを調節したり、マクロを設定する専用のキーなどの便利機能が付いています。
ゲームを快適にするための装備が付いているので、ゲーム用にあえてHHKBを選ぶメリットがありません。

このように、ゲームでガンガン使用したい方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。
ただし、勘違いして欲しくないのは「HHKBでも普通にゲームは出来る」ということです。
HHKBがゲーム向けでは無いだけで、1万円以下のゲーミングキーボードよりも普通に良いです。
サイズに関してもRAZERからHHKBと同じコンパクトサイズのゲーミングキーボードが発売されています。
仮に削減されたキー部分が必要ならばゲーム内のキーマップを変えれば良い話なので、普通にゲームをすることは可能です。
このような「メインは仕事でタイピング用に使って、趣味のゲームにも使用する」程度であれば大丈夫です。
普通にゲームでも使えるが、ガチ勢が選ぶメリットは無い
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ショートカットを多用する方
2つ目はF1~F12が含まれているショートカットキーを頻繁に使用する方です。
ソフトによってはF1~F12のどれかと他のキーを同時に押して、ショートカットを利用できる場合があります。
HHKBだとF1~F12を再現するためにFnと数字キーを同時する必要があり、同時押しするキーが1つ増えます。
ファンクションキーが含まれているショートカットを1日に何十回も使用する方にとっては不便に感じるでしょう。
しかし、こちらも度合いや性格によって気にならない場合があります。
「打鍵感を味わうために我慢できるよ」という場合はHHKBも選択肢に入れて良いと思います。
Fnキーを多用する方にとっては不便
数字入力が多い方
3つ目は数字入力が多い方です。
これはHHKBに限らず数字入力が多く、テンキー操作に慣れている方はテンキー付がおすすめです。
HHKBと同じ静電容量無接点方式だとリアルフォースが有力な候補になると思います。
しかし、HHKBとテンキーの両方を使いたい場合はHHKBと独立タイプのテンキーを組み合わせる方法もあります。

テンキー部分は気持ち良い打鍵感は味わえませんが、そこを妥協できる場合はこれで良いでしょう。
特に「テンキーは欲しいけど使用頻度は少ない」という方にとっては良い方法だと思います。
数字入力用にテンキーを別で買う方法もある
以上の3つの用途で使用する方は要検討です。
当てはまっても条件によっては我慢できたり、気にならなかったりするので、自分が普段使用している状況を思い出してみることをオススメします。
他キーボードも使う→やめとけ
最後にHHKBを選ぶのをやめたほうが良い場合です。
以下のような状況に当てはまる場合は他のキーボードをおすすめします。
- HHKB以外のキーボードも頻繁に使う
- 他の人も使う可能性がある環境
これは特定の用途に向かないというよりは、HHKBを使用しない方が良い環境ですね。
HHKB以外のキーボードも頻繁に使う
1つ目はHHKB以外のキーボードを頻繁に使用する場合です。
職場によっては自前のキーボードを持ち込めなかったり、違う配列のキーボードを頻繁に使用したりする方もいると思います。
その場合は通常配列とHHKB配列を行ったり来たりする必要があるので、キーボードを交代する際に混乱の原因になります。
実際にこれが理由でフリマやオークションでHHKBを売却するパターンも結構多いです。
ただし、完全に無理ではありません。
「配列を変えることに慣れる」ことが出来れば気になりません。
僕はこのサイトを運営している都合で他の配列を使用することも多いのですが、だんだんHHKB配列と通常配列を交代することに慣れてきます。
これは配列を変えた際に通常配列やHHKB配列の感覚を思い出すための時間が短くなるのです。
どうしてもHHKBを使いたい場合は挑戦してみたら良いでしょうし、若い方であれば大丈夫だと思います。

他のキーボードも使う必要がある場合はおすすめしません。
他の人も使う環境
2つ目は他の人が自分のキーボードを頻繁に使用する環境です。
1つ目に関しては困るのは自分ですが、2つ目は他人に迷惑がかかります。
HHKBの配列を知らない方がHHKBを使用すると混乱しますし、さらに「HHKBの配列に慣れる」という行程を踏ませる必要があります。
慣れてしまったら今度は通常配列に戻すのに時間がかかります。
使わされる側から見ると非常に面倒で、仕事の効率に影響が出るのでやめておきましょう。

そのため、他人が自分のキーボードを普段から使用するような環境の場合はリアルフォースを選ぶことを強くオススメします。
他人も使うキーボードでHHKBを選ぶのはやめよう!
以上がHHKBをおすすめ出来ない状況でした。
特に2つ目の状況に当てはまる方はやめておきましょう。
HHKBはタイピング特化型
今回はHHKBの用途別オススメ度を解説してきました。
タイピング用途で使用する方はもちろんおすすめですが、それ以外の場合は状況によって変わってきます。
これに関しては自分で判断して頂くしかありませんね。
また、タイピング用途で購入しても配列に馴染めずに、オークションやフリマで売却するパターンも多いので「自分に合うのか?使いこなせるか?」と確信を得るには実際に試して頂くしかありません。
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