
キーボードを選ぶ際に大事になってくるのがサイズ感です。
HHKBはコンパクトサイズに分類されますが、コンパクトサイズが採用されているキーボードは少なく、サイズ感が掴みにくい部分があると思います。
そのため、購入する前に実物をみてサイズ感を掴んでおいた方が良いのですが、残念ながらHHKBの実物を見られる機会がほとんどありません。
そこで、HHKBの大体の大きさを感覚的に分かって頂けるように、他のサイズのキーボードと大きさを比較していきたいと思います。
こんな方に向けて書いています
- HHKBの大きさを感覚的に知りたい方
- キーボードが小さいメリットを知りたい方

HHKBのサイズを数値で紹介

最初にHHKBのサイズを数字で紹介していきます。
現行のHHKBの寸法は以下のようになっています。
横幅(cm) | 高さ(cm) | 奥行(cm) | |
Hybridモデル(有線&無線) | 29.4 | 4 | 12 |
Classicモデル(有線のみ) | 29.4 | 4 | 11 |

注意する必要があるのは有線のみモデル(Classic)と無線と有線の両方が使えるモデル(Hybrid)では奥行きの寸法が少し変化しています。
無線が使えるHybridモデルにはキーボード背面から電池ボックスが飛び出ているので、奥行き1cmが大きくなっています。


とはいっても、数字で見ても直感的には分かりにくいですよね。
HHKBの幅を他のキーボードと比較
正直、数値でサイズを言われてもあまりピンとこないと思います。
そのため、次に他のサイズのキーボードと幅を比較していきたいと思います。
1つ目は一般的なフルサイズキーボードです。
安価で購入できるキーボードは大体フルサイズキーボードなので、このタイプのものを使用している方も多いでしょう。

フルサイズキーボードと横に並べると2周り以上小さく見えますね。
重ねてみるとHHKB全体が文字を打つ際に使用するエリアに全て収まるサイズですね。

カメラの関係で手前側のHHKBが大きめに見えています。
現在フルサイズキーボードを使用している方は特にコンパクトに感じるサイズだと思います。

2つ目はテンキーレスモデルとの比較です。

テンキーレスモデルはテンキー部分が削減されている分コンパクトですが、それと比較しても一回り小さいと感じます。
こちらも同様に重ねてみると、ファンクションキーと矢印キーの部分が丸々小さくなっていることが分かります。

こちらもカメラの関係で手前側のHHKBが大きめに写っています。
このように、HHKBは一般的なキーボードの普段使用する部分だけを切り取ったようなサイズなので、かなりコンパクトだと言えます。
テンキーレスサイズの中でも薄型の物だと持ち運びが視野に入ってきますが、それ以上にコンパクトなのでHHKBを持ち運ぶのは現実的です。
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僕のHHKBは若干カスタムしています。
横幅が狭いとどんなメリットがある?
HHKBが「ホームポジションから手を動かさずにタイピングする」というコンセプトからコンパクトサイズが採用されていますが、これによって副次的な効果もあります。
最後にコンパクトサイズのメリットについて解説していきます。
僕は現在HHKBを愛用していますが、それ以前はフルサイズ、テンキーレスサイズを使用していました。
それらと比較してコンパクトサイズの良いと感じる点は以下の3つあります。
- スペースを節約できる
- 手の移動距離が短くなる
- 持ち運びが可能
スペースを節約できる
1つ目はスペースを節約できるというメリットです。
先ほどテンキーレス、フルサイズキーボードと大きさを比較しましたが、占有面積を大きく削減できることを分かって頂けたと思います。

特にフルサイズキーボードを使用している方は、利用できるスペースがかなり広がるので、書類や資料をよりたくさん置けるようになります。

使用できるスペースが増加する
手の移動距離が短くなる
2つ目は手の移動距離が短くなるというメリットです。
これは、ホームポジションとマウスを行き来する際の移動距離が短くなるということですね。
皆さんも基本的にはキーボードとマウスを併用していると思いますが、ホームポジションからマウスまで手を持っていく際に手を移動していると思います。
ここで、キーボードの幅が小さいと移動距離も小さくなり、ホームポジションからマウスへ切り替える際の時間と手間を短縮して快適に使用できます。
例えば下の例だと横幅が16cm変化していますので、1往復で32cmの移動距離を削減できるということです。

「そんな小さな距離短縮しても本当に快適になるの?」と思うかもしれませんが、皆さんは一日に何回マウスを使用していますか?
一回だけの移動であれば大したことはありませんが、パソコンで作業をすると必然的にマウスを何回も使用します。
作業をしていると1日に30回ぐらいはマウスを使用しますので、その場合は約10mもの移動距離を削減できるということになりますね!

現在「特にフルサイズでも困っていないな」と思っている方も、一度楽を知ると戻れなくなります。
まさにスマホのロック解除で顔認証で良くなり、パスワードを入力するのが面倒になるのと全く同じです。

加えて、マウスを動かせる範囲が広くなるというメリットもあります。
マウスでポインタを移動させる際に、マウスがキーボードの側面や壁に当たって「一発で目的の場所にポインタを動かせなかった」という体験はありませんか?
僕はフルサイズキーボードを使用していた時には頻繁になりましたが、HHKBでは1回もありません。
以上のように「細かい部分で感じるストレス」を軽減してくれるので、仕事をする際に快適になるのです。
細かい面倒がなくなるので非常に快適
持ち運びが可能
3つ目は持ち運びが可能ということです。

サイズが小さいとキーボードをそのままカバンに入れられますので、カフェや出張先で作業をするのにもHHKBを使用できるようになります。
最高級モデル(Type-S)だと無線が使えてケーブルも必要ありませんし、静音性も高いので人の迷惑になりにくいです。
そのため、どこに行ってもこだわりのキーボードを使えちゃうのです。

ただし、勘違いしてはいけないのは、「HHKBは持ち運びするのは不向き」ということです。
パームレストは必要ですし、厚みがあるので割と体積は大きいです。

これに関してはHHKBの持ち運びを掘り下げた記事があるので、持ち運びを考えている方はご覧ください。
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ちなみに、僕はキズとかはお構いなしにHHKBをケースなどに入れずにそのままカバンに入れて持ち運んでいます。
1年間持ち運んだらどれくらいボロくなるかを解説していますので、「HHKBを持ち運ぶ際にケースはいるのかな?」と疑問に思っている方も是非ご覧ください。
>>>HHKBのキーボードルーフやケースは必要か?→意外と大丈夫だからケースは必要なし
コンパクトな本体には魅力がいっぱい
今回はHHKBのサイズ感について解説していきました。
HHKBはフルサイズやテンキーレスと比較して非常にコンパクトであるがゆえに、様々なメリットがあります。
本体はコンパクトですが魅力はフルサイズなので、「コンパクトも悪くないよ!むしろ良い!」ということを分かって頂けたら嬉しいです!

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>>>HHKBはどこで買う?納期はどれくらい?3回購入したので解説!
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